「死んだ魚のような目」とは言わせない!鮮度抜群の魚の目は宝石のように輝く【目利きの極意】

「あいつは死んだ魚のような目をしている」。

生気がなく、どんよりとした様子を表現する時によく使われる言葉です。

確かに、スーパーに並んで数日経った魚や、適切な処置をされずに放置された魚の目は、

白く濁り、窪んでしまっています。

しかし、私たち釣り人が現場で見ている魚の目はどうでしょうか?

まるで宝石のように潤い、黒目は深く澄み渡り、生命力に満ちた強い光を放っています。

この「目の輝き」こそが、鮮度が極限まで高いことの証明書です。

今回は、魚の鮮度を見極める最も分かりやすいバロメーターである「目」について解説します。

なぜ魚の目は白く濁るのか?

そもそも、鮮度が落ちると目はどう変化するのでしょうか。

釣り上げて時間が経過すると、魚の体からは水分が失われていきます。

目の水分が蒸発すると、表面の透明感がなくなり、徐々に乾燥して窪んでいきます。

さらに時間が経つと、眼球内のタンパク質が変質し、水晶体が白く濁り始めます(白濁)。

これが「死んだ魚の目」の正体です。

逆に言えば、目が濁っていないということは、まだ体内の水分が保たれ、細胞が生き生きとしている証拠なのです。

新鮮な目の条件「黒・クリア・盛り上がり」

画像をご覧ください。 これが正真正銘、鮮度抜群の魚の目です。

目利きのプロがチェックするポイントは以下の3点です。

  1. 黒目の深さ 濁りが一切なく、奥まで見通せそうなほど深い黒色をしていること。 境界線がくっきりとしているのが特徴です。

  2. 水晶体の透明感と輝き 表面に潤いがあり、光を当てるとキラリと反射すること。 まるでガラス玉のようなツヤがあります。

  3. 眼球の盛り上がり 目が落ち窪んでおらず、パンと張って盛り上がっていること。 これは水分が十分に保たれている証です。

この「輝き」を食卓まで維持するために

釣り上げた直後の魚は、例外なくこの美しい目をしています。

しかし、クーラーボックスの中での管理を間違えると、帰宅する頃には白く濁ってしまいます。

この輝きを維持する=刺身で食べて最高に美味しい状態を維持するということ。

そのためには、これまで解説してきた以下の工程が不可欠です。

  • 即座に活締めを行い、暴れさせない(エネルギー消費を防ぐ)

  • 海水氷(0℃〜2℃)で急速に冷やす(鮮度劣化を止める)

  • 氷や水に直接目を当てない(真水に触れると浸透圧で白くなることがあるため注意)

まとめ:目は口ほどに「鮮度」を言う

お店で魚を選ぶ時、まず目を見ろと言われるのは理にかなっています。

しかし、釣り人が持ち帰る魚の目は、お店の「新鮮な魚」のレベルを遥かに超えた、野生の輝きを放っています。

「目が合ったらドキッとするくらいの魚」。

そんな最高の食材を持ち帰れるのは、現場で適切な処置ができる釣り人だけの特権です。

 

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