■ なぜアジは「処理で9割変わる」のか?
アジは青魚の中でも特に劣化が早く、釣った瞬間から鮮度が落ち始める魚です。
その理由は以下の通り:
- 体が小さく温度変化に弱い → 体温上昇で酵素が働き、旨味成分が急速に分解される。
- 血液の酸化が早い → 血が残ると臭みの原因に直結。
- 身が柔らかく水分が多い → ドリップが出やすく、保存方法の差が味に直結。
- アニサキス対策が必要な魚種 → 内臓劣化が早く、早期処理が必須。
つまり、アジは「釣った後の扱い=食味そのもの」。
処理が上手い人ほど“別物レベル”のアジを食べられる魚なのです。
■ 釣った直後にやるべき“3つの神処理”
① 活け締め or 氷締めで即死させる
アジは暴れさせると体温が上がり、旨味が逃げる。 小型アジは氷締めでも十分効果あり。
② エラを切って血抜きする
血液が残ると酸化が進み、臭みの原因に。 バケツで泳がせるだけでも血が抜ける。
③ 海水氷で一気に冷やし込む
真水ではなく海水氷が必須。 浸透圧の関係で身が水っぽくなるのを防ぐため。
この3つを徹底するだけで、刺身クラスの鮮度が劇的に変わります。
■ 家に帰ってからの“下処理”でさらに差がつく
● うろこ取り → 頭落とし → 内臓除去
アニサキス対策としても、内臓は早めに取るのが鉄則。
● キッチンペーパー+ラップで包む
アジは水分が多く、ドリップが出やすい魚。 吸水+密閉で劣化を最小限に。
● 刺身は“その日のうち”が最強
冷蔵保存は可能だが、刺身は当日が圧倒的に美味しい。
■ 保存方法で味が変わる:目的別ベスト保存法
| 目的 | ベストな方法 | ポイント |
|---|---|---|
| 当日食べる | 海水氷 → 下処理 → 冷蔵 | 刺身は当日が最強 |
| 翌日食べる | 下処理 → 冷蔵(0〜5℃) | ドリップ対策が命 |
| 数日後 | 下処理 → 冷凍 | アニサキス対策にも有効 |
| 長期保存 | 一夜干し・みりん干し | 旨味が凝縮される |
■ 釣太郎が伝えたい“本当の鮮度”とは?
アジは本当にデリケートで、釣り人の処理技術が味を決める魚です。
- 釣った瞬間から鮮度が落ちる
- 血抜き・冷却の差がそのまま味に反映
- 正しい処理をすれば刺身の質が別物になる
釣太郎としては、 「釣った後の処理こそが最大の調味料」 というメッセージを強く伝えたいところ。
■ まとめ:アジは“処理で9割”変わる魚
アジは釣った後の処理がすべて。 正しい手順を踏めば、スーパーでは絶対に味わえない“本物のアジ”が手に入ります。

