南紀アオリイカの赤系と白系:冬春の出現パターンと科学的事実を徹底解説

南紀地方(和歌山県南部)で冬から春にかけて釣り人を熱くさせるアオリイカ。
なかでも「赤系」と「白系」の違いが話題になることが多いですよね。
「赤系アオリイカは大きくなる」「白系アオリイカは小型が多い」といった噂は、釣り人の間で長年語り継がれています。
でも、これらは本当に科学的に存在する分類なのでしょうか?
それとも、ただの釣り人の言い伝え?
この記事では、アオリイカの赤系と白系の違いを科学的な研究結果を基に深掘りし、南紀地方の冬春シーズンに特化した出現パターンも詳しく解説します。
エギングファン必見の情報満載でお届けします!
アオリイカの赤系と白系とは?
基本的な違いをわかりやすく説明アオリイカ(学名:Sepioteuthis lessoniana)は、
日本沿岸で人気の釣り対象種ですが、釣りコミュニティでは体色やサイズ、生態の違いから「赤系アオリイカ」と「白系アオリイカ」に分けられることがあります。
簡単に言うと:

  • 赤系アオリイカ(アカイカ型):体色が全体的に赤みが強く、細長い体型。最大サイズが大きく、5kg超えの「レッドモンスター」と呼ばれる個体が有名です。肉質は薄く、暖かい水域を好む傾向があります。
白系アオリイカ(シロイカ型):透明感が強く、白っぽい体色。筋肉質で肉厚な体型が多く、最大3kg程度。全国的に分布が広く、一般的なアオリイカとして知られています。
これらの違いは、単なる体色の差ではなく、色素胞(イカの皮膚にある色を変える細胞)の構成に起因します。
赤系は赤色の色素胞が多く、白系は茶色や黄色のバランスが異なるのが特徴です

pref.tokushima.lg.jp

ただし、同じ個体でも状況(興奮時や休息時)で体色が変わるため、釣り場で即座に「赤系か白系か」を判断するのは難しい点に注意しましょう。

さらに、研究ではもう一つの型「クアイカ型」が存在し、遺伝的にこれらと異なることがわかっていますが、南紀地方では主に赤系と白系が話題の中心です

pref.tokushima.lg.jp

科学的に赤系と白系は存在する?遺伝子研究の結果から検証「赤系と白系は釣り人の思い込みでは?」という疑問を持つ人も多いはず。

結論から言うと、科学的に存在します。これは単なる俗説ではなく、遺伝子レベルでの違いが複数の研究で確認されているからです。

 

遺伝的背景:日本沿岸のアオリイカは、遺伝解析(allozyme分析など)により、シロイカ型(白系)、アカイカ型(赤系)、クアイカ型の3つの遺伝的に異なる集団に分けられます。

これらは学名上は同じSepioteuthis lessonianaですが、将来的に種として再分類される可能性があります

。例えば、赤いか型と白いか型は表現型(外見)が似ていても、遺伝子座の違いで明確に区別可能です。

  • 研究事例
    • 徳島県の調査では、アカイカ型はシロイカ型より赤色素胞が多く、大型化しやすいことが明らかになりました。最大体重5-6kgの記録があり、シロイカ型の3kg前後を上回ります
      pref.tokushima.lg.jp

    • J-Stageの論文では、種子島の赤いか型を対象に卵数の多型を分析。白いか型と遺伝的に独立した集団で、卵ケースあたりの卵数は平均6個前後と安定しています
      jstage.jst.go.jp

    • 名古屋港水族館の研究では、アカイカ(赤系)を飼育し、シロイカ(白系)と比較。体色は環境で変化しますが、基本的な遺伝的違いが生態に影響を与えるとされています
      nagoyaaqua.jp

一方で、一部の釣りブログでは「体色は可変で分類不存在」との意見もありますが、これは体色の状態変化を重視した視点。遺伝的研究を基にすると、赤系と白系は確かに異なる系統です

tsuttarou.net

。釣り人の「赤系は回遊型、白系は居着き型」という経験則は、部分的に生態の違いを反映したものと言えます。

赤系アオリイカが大きくなる理由:生態と成長のメカニズムなぜ赤系アオリイカが「レッドモンスター」と呼ばれるほど大型化するのか?その理由は生態と環境にあります。

 

成長速度とサイズ:赤系は暖かい水域(黒潮影響下)を好み、餌資源が豊富な沖合寄りで生活。

結果、成長が速く、雄で5kg超、雌で3-4kgに達します。

一方、白系は沿岸浅場が多く、最大3kg止まり

  • 体色の役割:イカの体色は擬態やコミュニケーションに使われ、赤系は興奮時に赤く変化しやすい。これは色素胞の構成差によるもの。釣りでは、赤い個体は活性が高く、白い個体は警戒心が低い傾向があります
    tsuttarou.net

  • ハイブリッドの可能性:X(旧Twitter)の釣り人投稿では、南紀で赤系と白系のハイブリッドが増えているとの声も。遺伝的混在が大型化を促進する可能性があります
南紀地方の冬から春:アオリイカ赤系と白系の出現パターン南紀(串本、白浜、みなべなど)は黒潮の影響が強く、冬春にアオリイカの好ポイント。
海水温が18℃前後に下がるこの時期、赤系が目立つ理由は:

  • 冬イカ(12月~1月):北西風が多く、水温低下でアオリイカが深場へ移動。白浜~串本で白系がメインですが、黒潮に乗った赤系が混在。サイズは1-2kg中心
    tsuttarou.info

  • 春イカ(2月~4月):産卵期で大型が増加。赤系が暖流とともに北上し、3-4kgのレッドモンスターが狙える。ポイントは潮通しの良い地磯や深場(水深40-50m)。白系は浅場で小型多め

南紀の特徴は、黒潮の蛇行で赤系の出現が変動すること。近年はハイブリッド個体が増え、大型化傾向です

tsuttarou.net

。エギングでは、赤系狙いは外洋性ポイント、白系は湾内がおすすめ。釣り人の視点:俗説か現実か?

実際の釣果から見る釣り人たちの話は「赤系は身切れしやすい」「白系は粘り強い」など具体的。
X投稿では、赤系を「這うように動く」との観察も

@ik_uboo

。これらは遺伝的違いに基づく現実ですが、体色変化の誤解も混在。科学的事実を基に釣りを楽しめば、冬春の南紀でモンスターゲット率アップ!

まとめ:南紀アオリイカ釣りに活かそう!赤系白系の知識アオリイカの赤系と白系は、科学的に遺伝的違いのある実在の型。
赤系が大きくなるのは生態的要因で、南紀の冬春は絶好のチャンスです。
釣り人の経験と研究を組み合わせ、安全第一で楽しんでください。
もっと詳しく知りたい方は、関連研究論文をチェックを!
タイトルとURLをコピーしました