ヤエン釣りで、「アジは元気なのに、なかなかアオリイカが抱いてこない」という経験はありませんか。
実はその原因、アジが「泳いでいる深さ(タナ)」と「泳ぐ姿勢」にあるかもしれません。
アオリイカは、私たちが思っている以上に「底」を意識している生き物です。
今回は、アオリイカの捕食スイッチを入れる「頭上がり30度の姿勢」と、
それを強制的に作り出す「オモリ付きヤエン鈎」の威力について解説します。
衝撃の事実!アオリイカは1日の「7割」を海底で過ごす
エギングでもヤエンでも、中層や表層を意識しがちですが、実はアオリイカの行動パターンにはある鉄則があります。
それは、**「1日のうち約7割は海底付近(ボトム)に張り付いている」**ということです。
アオリイカは基本的に、海底の障害物や海藻の影に身を潜めています。
そして、獲物を探すときは**「下から上を見上げている」**のです。
つまり、アジが水面近くをスイスイ泳いでいては、底にいるやる気のないイカの視界には
入りにくい、あるいは「遠すぎて追うのが面倒」と判断されてしまいます。
釣果を伸ばす第一歩は、イカがいる「底」へアジを送り込むことです。
なぜ「頭を30度上げて」泳ぐアジが狙われるのか?
底にいるイカから見て、最も「美味しそう(捕まえやすそう)」に見えるのはどんなアジでしょうか。
それは、水平に元気に泳ぐアジではなく、**「頭を少し(約30度)上げて、斜め上に泳ごうとしているアジ」**です。
理由は2つあります。
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シルエットが際立つ 下から見上げるイカにとって、斜めになったアジは、腹側の面積が広く見え、水面の光を背景にシルエットがくっきりと浮かび上がります。 これにより発見率が格段に上がります。
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「弱った魚」に見える フィッシュイーターは本能的に弱った個体を狙います。 頭を上げてフラフラと泳ぐ姿は、浮袋の調整がうまくいっていない、あるいは必死に逃げようとして力尽きかけている「瀕死の小魚」を演出します。 これがイカの捕食スイッチを強烈に刺激するのです。
「オモリ付きヤエン鈎」こそが最強のコントロール装置
しかし、生きているアジに「底に行け」「頭を上げろ」と命令することはできません。
そこで必須となるアイテムが、釣太郎オリジナルの**「オモリ付きヤエン鈎」**です。
通常の針とは違い、針の軸にオモリが付いていることで、以下のメリットが生まれます。
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強制的に「底」をとれる オモリの重さでアジを沈め、イカが潜む海底付近(ヒットゾーン)にアジを留めておくことができます。
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「頭上がり」の姿勢を作る ここが最大のポイントです。 腹側にオモリが来ることで重心が下がり、アジが泳ごうとすると自然と頭が持ち上がるバランスになります。 誰でもテクニックいらずで、イカが最も好む「誘いの姿勢」をキープできるのです。
状況に合わせて使い分けるラインナップ
釣太郎では、狙うタナやアジの大きさに合わせて最適な号数を用意しています。
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0.5号(バランス型): 自然に泳がせたい時や、アジが小さい時に。
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0.8号〜1.0号(中層狙い): 基本のサイズ。 適度に潜らせ、中層〜底付近を広範囲に探れます。
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1.5号(底狙い): 深場や潮が速い時、あるいは完全に底に張り付いている大型を狙い撃つ時に。
まとめ
「アジ任せ」の運任せな釣りから卒業しましょう。
アオリイカがいる「底」へアジを送り込み、最も魅力的な「姿勢」で見せる。
これを計算してできるのが「オモリ付きヤエン鈎」です。
「底にいるイカを下から狙わせる」。
このイメージを持って竿を出せば、今までの沈黙が嘘のように、ドラグが鳴り響くはずです。
ぜひ、次回の釣行でその威力を体感してください。

