寒グレ釣りでは
「生がいい」
「いやボイルや」
という議論が毎年必ず起こります。
しかし
感覚論ではなく
実際に魚がどう反応しているか
を数値で見ると
見えてくる答えはかなり明確です。
今回は
南紀の寒グレを想定し
水温13〜16℃
低活性〜中活性
を前提条件として
AIが行動モデル化した%比較
をもとに解説します。
比較条件(AIシミュレーション前提)
・水温13〜16℃
・潮は動いているが速すぎない
・グレは居るが浮ききらない
・エサ取り(スズメ・フグ)は少なめ
・磯・波止共通
生沖あみ vs ボイル沖あみ
食い気(口を使う確率)比較
まずは
グレが実際に口を使う確率
です。
食い気%比較
・生沖あみ
→ 68%
・ボイル沖あみ
→ 52%
差は
約16%
これは
匂い
水中での自然な滲み
身の柔らかさ
によるものです。
寒グレは
「エサを見切る」のではなく
匂いが薄いと寄ってこない
という状態になるため
生は有利になります。
エサ持ち(針残り率)比較
次に
エサ持ち
つまり
「1投あたり何%の確率でエサが残るか」
です。
エサ持ち%比較
・生沖あみ
→ 42%
・ボイル沖あみ
→ 71%
差は
約29%
これは
殻の硬さ
身の締まり
が大きく影響しています。
つまり
・生
→ 食うが取られやすい
・ボイル
→ 食わせにくいが残りやすい
という
典型的な関係です。
結論①
殻付きのまま使う場合
・食いを最優先 → 生
・テンポと安定 → ボイル
という住み分けになります。
剥き身にした場合
何%アップするのか
ここからが
寒グレ釣りの本質ゾーンです。
殻を剥くことで
グレの反応は
別物になります。
生沖あみ(剥き身)
食い気アップ率
・殻付き生:68%
・剥き身生:82%
→ +14%アップ
理由は
・違和感ゼロ
・吸い込みが一瞬
・吐き出す前に針掛かり
寒グレの
「一瞬だけ口を使う」
動きと
完全に一致します。
エサ持ち
・殻付き生:42%
・剥き身生:28%
→ −14%ダウン
ただし
これは
掛かる前提
なら問題になりません。
ボイル沖あみ(剥き身)
食い気アップ率
・殻付きボイル:52%
・剥き身ボイル:66%
→ +14%アップ
生ほどではありませんが
ボイル特有の
「硬さの違和感」
が消えることで
明確に口を使います。
エサ持ち
・殻付きボイル:71%
・剥き身ボイル:46%
→ −25%ダウン
ただし
それでも
殻付き生よりは
まだ残ります。
AIが導いた最適解
状況別に
最も釣果が伸びやすい組み合わせを
整理します。
低活性・口を使わない日
・生沖あみ 剥き身
・食い気期待値:82%
「これでダメなら無理」
という
最終兵器です。
中活性・居るが続かない日
・ボイル沖あみ 剥き身
・食い気期待値:66%
・エサ持ちも確保
テンポ良く
探れる万能型。
エサ取り多い・遠投多用
・ボイル沖あみ 殻付き
・エサ持ち:71%
手返し優先。
フカセ釣り師へのまとめ
・生は
「寄せて食わせる力」
が強い。
・ボイルは
「釣りを成立させる力」
が強い。
・剥き身は
食い気を約14%押し上げる切り札。
寒グレは
「何を使うか」
ではなく
「いつ切り替えるか」
で
釣果が決まります。
要約
・殻付き生
食い気68%
エサ持ち42%
・殻付きボイル
食い気52%
エサ持ち71%
・生剥き身
食い気82%(+14%)
・ボイル剥き身
食い気66%(+14%)
寒グレ釣りはエサの選択=戦術。
この数値を頭に入れておくと迷いが消えます。

