【フカセ釣り入門】撒き餌に群がるグレと食わないグレの決定的な違い!警戒心を見抜く3つの視点

【導入】見えているのに釣れない?そのグレ、警戒モードかも

フカセ釣りをしていると、撒き餌(コマセ)にグレがわっと群がってくる光景を目にすることがあります。

「これは爆釣間違いなし!」と仕掛けを投入しても、なぜかサシエサ(針についたエサ)だけが綺麗に残って帰ってくる。

そんな悔しい経験はありませんか?

実は、グレは私たちが思っている以上に賢く、そして目が良い魚です。

撒き餌の中にある「安全なエサ」と「針がついた危険なエサ」を完全に見切っている場合があります。

今回は、フカセ釣り入門として、「エサを食うグレ」と「警戒しているグレ」の動きの違いについて解説します。

この違いが分かれば、アプローチの方法が劇的に変わります。

1. 「食う気マンマン」なグレの特徴

まずは、釣りやすい「活性の高いグレ」の動きを知りましょう。

彼らが撒き餌に反応してスイッチが入っている時は、以下のような特徴があります。

  • 上下(縦)の動きが激しい 最も分かりやすいサインです。 深い場所から撒き餌に向かって一気に浮上し、エサをパクッと食べてすぐに反転して潜る。 この「突き上げるような縦の動き」をしている時は、警戒心が薄れ、競争心が高まっています。

  • 動きが速く、直線的 迷いなくエサに向かって突進しています。 他の魚よりも我先にエサを取ろうとしている状態です。

  • 体色が白っぽく、青白く見える 興奮状態にあるグレは、釣り座から見ると少し青白く、あるいは白っぽく輝いて見えることがあります(地域や個体差はあります)。 海中で魚体がギラギラと反転するのが見えたらチャンスです。

★攻略のポイント: この状態なら、細かいテクニックよりも「手返し」が重要です。 撒き餌と仕掛けのタイミングを合わせれば、素直に食ってきます。

2. 「警戒している」グレの特徴

一方で、厄介なのが警戒モードに入っているグレです。

撒き餌には集まってくるものの、なかなか針掛かりしない時は、以下のような動きをしています。

  • 横の動きが目立つ 浮いてはくるものの、エサを食わずにその層をユラユラと横に泳いでいる状態です。 エサを「探している」というよりは「吟味している」動きです。

  • サシエサの直前でUターンする(見切る) 仕掛けが近づくと、プイッと顔を背けたり、サシエサの数センチ手前で止まって沈んでいったりします。 これは完全に「針」や「ハリス(糸)」が見えています。 あるいは、サシエサの動きが不自然だと判断されています。

  • 撒き餌の帯の「外側」にいる 撒き餌のど真ん中にはエサ取り(小魚)が多く、良型の賢いグレはその下や、少し離れた潮下でこぼれてくるエサを待っています。 群れの中心に投げても釣れない時は、このパターンが多いです。

3. なぜバレる?グレが警戒する3大原因

では、なぜグレはサシエサを避けるのでしょうか? 主な原因は以下の3つです。

  1. ハリスや針が見えている 潮が澄んでいる時や、太陽光が強い時は、太いハリスや大きな針はすぐに見破られます。

  2. 「同調」ができていない フカセ釣りの基本奥義「同調(どうちょう)」。 撒き餌は潮に乗って自然に流れますが、仕掛けは道糸に引っ張られて不自然な動きをしがちです。 「撒き餌と同じ速度、同じコース」で流れていないサシエサは、グレにとって違和感の塊です。

  3. 撒き餌とサシエサの種類が違う 撒き餌にはオキアミを使っているのに、サシエサが全く違うもの(極端に大きい、色が違うなど)だと、警戒心の強い時は食いません。

4. 警戒するグレを釣るための対策(入門編)

警戒モードのグレを攻略するには、以下の工夫を試してみましょう。

  • ハリスを細く、針を小さくする まずは物理的に見えにくくします。 ただし、細すぎると切られるリスクがあるため、バランスが重要です。

  • 「時間差」攻撃 撒き餌を撒いて、魚が集まりきったタイミングではなく、一呼吸置いてから仕掛けを入れる、あるいは仕掛けを入れてから後追いで撒き餌をかぶせる。 魚の視線を撹乱させるテクニックです。

  • 投入点をずらす 撒き餌のど真ん中(パニック状態のエサ取りの中)ではなく、その50cm〜1mほど潮下や横を狙ってみてください。 警戒心の強い良型は、騒がしい場所を避けてエサを拾っています。

まとめ:観察こそが上達への近道

「今日は魚がいるのに釣れないな」と思ったら、まずは手を止めて海中をじっくり観察してみてください。

グレは縦に動いていますか?

それとも横に漂っていますか?

  • 縦ならチャンス、積極的に攻める。

  • 横なら警戒モード、仕掛けや流し方を繊細にする。

この見極めができるようになれば、フカセ釣りの面白さは何倍にも広がります。

まずは次回の釣行で、グレの「動き」に注目してみてくださいね!

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