寒グレ釣りで
誰もが一度は経験します。
エサは取られる。
魚影も見える。
しかし
針に掛からない。
「食わない」
「活性が低い」
「今日はダメな日」
そう片付けられがちですが、
実はこれは半分正解で、半分間違いです。
寒グレは
一日中ずっと口を使わない魚ではありません。
口を使う
明確な瞬間
が存在します。
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そもそも寒グレはなぜ口を使いにくいのか
冬の水温低下により、
グレの代謝は大きく落ちます。
・動きたくない
・無駄な捕食を避ける
・失敗=即エネルギーロス
この状態のグレにとって
針付きのエサは
「ハイリスクな食べ物」です。
つまり寒グレは
常に疑いながらエサを見ている
状態にあります。
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寒グレが口を使う瞬間① 潮が「動き出した瞬間」
最も重要なのがこれです。
寒グレは
潮が止まっている間
ほとんど捕食しません。
理由は単純。
・エサが流れてこない
・自分から動く必要がある
しかし
潮が「少しでも」動き出すと話が変わります。
潮が動く
=
エサが勝手に運ばれてくる
この瞬間、
寒グレは
口を使う理由
を得ます。
ここで重要なのは
「速い潮」ではありません。
止まり → ヨレ → 微動
この変化が
最も口を使いやすい瞬間です。
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寒グレが口を使う瞬間② 撒き餌が“溜まった後”
寒グレは
撒き餌に突っ込んできません。
撒かれた直後は
・警戒
・観察
・無視
これが基本です。
しかし
撒き餌が
沈み
拡散し
同調した状態になると
「今なら安全」
という判断に変わります。
つまり
撒き餌を撒いた直後ではなく、数分後
ここが最大のチャンスです。
初心者がやりがちな
・撒いてすぐ仕掛け投入
・反応がないから追加で撒く
これは
寒グレには逆効果です。
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寒グレが口を使う瞬間③ 光量が変わるタイミング
冬のグレは
光に非常に敏感です。
・朝マズメ
・雲が太陽を隠した瞬間
・太陽が岩陰に入った瞬間
この
明暗が切り替わるタイミング
に警戒心が一段落ちます。
理由は
・視界が不安定になる
・天敵の確認が遅れる
その一瞬、
エサへの注意が緩みます。
「さっきまで無反応だったのに急に食った」
この正体が
これです。
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寒グレが口を使う瞬間④ 仕掛けが「馴染んだ時」
寒グレは
仕掛けが不自然だと
絶対に食いません。
・ウキが立ちすぎ
・ハリスが張っている
・エサだけが浮く
この状態では
見切られて終わりです。
逆に
・ウキが水に溶け込む
・ハリスが潮に馴染む
・エサが撒き餌と同調
この
仕掛けが完成した瞬間
に口を使います。
アタリが出るのは
投入直後ではなく
数十秒〜数分後
であることが多い理由です。
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「いるのに食わない」の正体
寒グレは
食わない魚ではありません。
「食える条件が揃うまで待つ魚」
です。
条件が揃わない限り
何時間でも
何日でも
口を使いません。
逆に
条件が揃えば
短時間で連発します。
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フカセ釣り入門者が意識すべき思考
寒グレ釣りで大切なのは
テクニックより
待ち方です。
・潮の変化を待つ
・撒き餌の効きを待つ
・仕掛けが馴染むのを待つ
釣れない時間は
失敗ではありません。
口を使う瞬間を待っている時間
です。
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まとめ
寒グレが口を使う瞬間は
偶然ではありません。
・潮が動いた時
・撒き餌が効いた時
・光量が変わった時
・仕掛けが完全に馴染んだ時
この
「重なった一瞬」
にだけ
寒グレは口を使います。
フカセ釣りとは
魚を追いかける釣りではありません。
その瞬間を待ち、外さない釣り
それが寒グレ釣りです。

