【釣りエサの裏話】オキアミは「捕獲された季節」で別物に変わる?赤と白の違いや品質の秘密を公開

釣具店の冷凍庫に並ぶオキアミブロック。

いつも同じメーカーのものを買っているのに、「今日のオキアミは身がしっかりしているな」とか、

逆に「なんだか白っぽくて柔らかいな」と感じたことはありませんか?

実はその直感、間違っていません。 オキアミは工業製品ではなく天然の生き物です。

そのため、**「南極のどの季節に捕獲されたか」**によって、その品質や特徴が天と地ほど変わるのです。

今回は、知っておくとエサ選びが少し楽しくなる、オキアミの「旬」と品質の関係について解説します。

狙い目は「南極の夏」に獲れたオキアミ

結論から言うと、釣りエサ(特に刺し餌)として最高品質とされるのは、**「南極の夏(1月〜3月

頃)」**に捕獲されたオキアミです。

日本とは季節が逆になるこの時期、南極海は白夜になり、植物プランクトンが爆発的に発生します。

この豊富なエサを飽食したオキアミには、以下のような特徴が現れます。

  1. サイズが大きい: 栄養たっぷりで育つため、LサイズやLLサイズといった大型の個体が多くなります。

  2. 身が硬く、プリッとしている: 筋肉質で身に張りがあるため、遠投しても針から外れにくく、エサ持ちが抜群です。

  3. 色が「赤く」なる: プランクトン由来の成分(アスタキサンチン)を体に蓄えるため、体色が美味しそうな赤色になります。

逆に「南極の冬」のオキアミはどうなる?

一方で、日照時間が短く海が氷に閉ざされる「南極の冬」の時期はどうでしょうか。

エサとなるプランクトンが激減するため、オキアミたちは絶食状態に近い生活を送ります。

この時期(またはエサが少ない時期)に獲れたオキアミには、こんな特徴があります。

  1. 色が「白く(透明)」なる: 体内の色素が抜け、透き通った白色になります。 「ホワイトオキアミ」と呼ばれることもあります。

  2. 身が柔らかい: 栄養を蓄えていないため、水分が多く、解凍すると身が柔らかくなりやすい傾向があります。 遠投には不向きですが、比重が軽いため「ゆっくり沈めたい時」や、柔らかいエサを好む魚(食い渋り時)には有効な場合もあります。

最高級品は「完熟」と呼ばれる

業界用語で、プランクトンをたっぷり食べて成熟し、体色が濃い赤色になった状態のものを**

「完熟(かんじゅく)」**と呼ぶことがあります。

殻がしっかりしていて身崩れしにくいため、主に高価な「加工オキアミ(パック入りの刺し餌)」

や、高品質なブロックの原料として選別されます。

逆に、脱皮直後やエサを食べていない時期のものは、崩れやすいため、主に撒き餌(コマセ)用

として安価に流通することが多いです。

釣具店での「目利き」のポイント

冷凍ブロックの状態では判別が難しいこともありますが、断面や表面を見てみてください。

「全体的に赤みが強く、粒が揃っているもの」は、良い時期に獲れた高品質なオキアミである

可能性が高いです。

逆に「白っぽく、サイズがバラバラなもの」**は、撒き餌として割り切って使うのが賢い方法です。

当店では、バイヤーが厳選した「身のしっかりした時期」のものを中心に仕入れていますが、

自然相手のものなので多少の個体差はあります。

ぜひ売り場で、ご自身の目で「今日の一枚」を選んでみてください。

まとめ

「オキアミなんてどれも一緒」と思われがちですが、実は南極の季節ドラマが詰まっています。

「赤くて硬い=夏(旬)のオキアミ」 「白くて柔らかい=冬(オフ)のオキアミ」

この基本を覚えておくだけで、明日の釣りのエサ選びが変わるはずです。

こだわりのオキアミを選んで、南極の恵みで大物を狙いましょう!

南極の沖アミは、「赤くて硬い=夏(旬)のオキアミ」 「白くて柔らかい=冬(オフ)のオキアミ」釣太郎

 

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