寒さが身に染みる1月。
しかし、南紀の海の中は熱く燃え上がっています。
釣り人たちの合言葉は「寒ければ寒いほど、魚は旨くなる」。
水温が下がり、身が引き締まった魚たちは、寒さを乗り越えるために脂をたっぷりと蓄えています。
今回は、1月の南紀で特に人気が高く、食べて最高に美味しい4つのターゲットをご紹介します。
1. 黄金に輝く脂!「尺アジ(デカアジ)」
冬の南紀といえば、やはりアジです。
特に30cmを超える「尺アジ」、時には40cm級の「ギガアジ」が回遊してくるのもこの季節の醍醐味です。
冬のアジは、別格の旨さを誇ります。
皮を引いた瞬間に包丁がベトつくほどの真っ白な脂。
刺身にすれば口の中でとろけ、アジフライにすればフワフワの食感が楽しめます。
南紀の豊かな黒潮の恵みを受けたアジは、まさに「海の宝石」です。
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おすすめの食べ方: 刺身、なめろう、アジフライ
2. 甘みと厚みが最高潮「アオリイカ(レッドモンスター)」
エギングやヤエン釣りで不動の人気を誇るアオリイカ。
1月になると、黒潮の影響を受ける南紀エリアでは、大型の「レッドモンスター」と呼ばれる赤系アオリイカの接岸も期待できます。
冬のアオリイカの特徴は、なんといってもその「身の厚み」と「濃厚な甘み」です。
低温で熟成させると、ねっとりとした食感とともに、旨味が口いっぱいに広がります。
キロアップ(1kg超え)も珍しくないこの時期、引きの強さと食味の両方で釣り人を魅了します。
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おすすめの食べ方: 刺身(数日寝かせて)、天ぷら、バター醤油炒め
3. 磯釣りの王様「寒グレ(メジナ)」
冬の磯釣りといえば、寒グレを外すことはできません。
産卵を控え、荒食いをするこの時期のグレは、パンパンに太っています。
「寒グレ」というブランド名がつくほど、この時期のグレは脂の乗りが違います。
夏場の磯臭さは消え、透き通るような白身には上質な脂がサシのように入ります。
皮目を炙った「焼き霜造り」や、脂の浮く「グレしゃぶ」は、釣り人だけが味わえる冬の特権です。
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おすすめの食べ方: 炙り刺身、しゃぶしゃぶ、煮付け
4. パワフルかつ絶品「青物(ブリ・メジロ)」
寒ブリという言葉がある通り、冬の青物は脂の乗りが最高潮に達します。
南紀の潮通しの良い堤防や磯からは、メジロやブリクラスの回遊が狙えます。
冷たい海流に揉まれた青物は身が引き締まり、腹身(ハラモ)は大トロのような味わいです。
強烈な引きを味わった後の、脂の乗った刺身やブリ大根は、冷え切った体に染み渡る旨さです。
カゴ釣りやルアー(ショアジギング)で、一発大物を狙うロマンがあります。
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おすすめの食べ方: 刺身、ブリ大根、照り焼き
まとめ:防寒対策を万全にして、南紀の「旨い魚」を狙おう
1月の南紀は、北風が強く吹く日もありますが、その寒さの先には極上の釣果が待っています。
尺アジ、アオリイカ、寒グレ、青物。
これらはスーパーで買うものとは次元が違う、釣りたてならではの「本物の味」です。
しっかりとした防寒対策を行い、ライフジャケットを着用して、冬の南紀の豊かさを体感しに来てください。
最高の食材が、海の中であなたを待っています。

