「魚を焼いてみたいけれど、道具がいっぱいでどれを使えばいいか分からない」と悩んでいませんか?
キッチンには「コンロに付いているグリル」、家電の「オーブンレンジ」、そして専用の
「魚焼き器(フィッシュロースター)」などがあります。
実はこれら、同じ「焼く」道具でも、得意なことと苦手なことが全く違います。
今回は、料理初心者の方に向けて、これら3つの道具の違いを分かりやすく解説します。
自分の生活スタイルやレベルに合った道具を見つけて、美味しい魚料理デビューを飾りましょう。
1. 魚焼きグリル(コンロ一体型)
スピード重視!「外はパリッ、中はジューシー」の王道
日本のほとんどのキッチンに標準装備されている、コンロの下にある引き出し式のグリルです。 直火(ガスやIH)の高火力で一気に焼き上げるのが特徴です。
特徴とメリット
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短時間で焼ける: 庫内が狭く、火力が強いため、予熱時間がほとんど不要ですぐに焼けます。 忙しい夕食作りには最強の味方です。
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皮が美味しくなる: 直火の力で表面を一気に焼くため、皮がパリッと香ばしく仕上がります。 「THE・焼き魚」を目指すならこれが一番です。
デメリット
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焦がしやすい: 火力が強いため、うっかり目を離すと真っ黒に焦げることがあります。
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掃除が少し面倒: 網や受け皿の脂汚れを洗うのが手間だと感じる人が多いです。
初心者へのアドバイス
最初は「弱火〜中火」で様子を見ながら焼きましょう。 最近は「水なし両面焼き」タイプが主流で、裏返す手間がないものも増えています。
2. 魚焼き器(フィッシュロースター)
失敗知らずの専用機!煙とニオイをカット
卓上で使う、魚を焼くためだけに作られた電気調理器具です。 「ロースター」とも呼ばれます。
特徴とメリット
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煙とニオイが少ない: 多くの機種に「消臭フィルター」が付いており、部屋に魚のニオイが充満するのを防ぎます。 マンション暮らしの方に特におすすめです。
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裏返し不要で失敗なし: 上下にあるヒーターで両面から挟み込んで焼くため、魚をひっくり返す必要がありません。 身が崩れる心配がなく、誰でもきれいに焼けます。
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中までしっかり火が通る: 電気でじっくり加熱するため、生焼けの失敗が少ないです。
デメリット
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場所を取る: 炊飯器くらいの大きさがあるため、収納場所や置くスペースが必要です。
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洗うパーツが多い: 分解して洗えるものが多いですが、パーツが大きいためシンクでの洗浄が大変な場合があります。
初心者へのアドバイス
「とにかく失敗したくない」「部屋を臭くしたくない」という方は、これを選ぶのが一番の近道です。
3. オーブン(オーブンレンジ)
放置でOK!ふっくら仕上げや洋風料理に
電子レンジと一体になっている「オーブン機能」を使って焼く方法です。 温度を設定して、熱風で包み込むように加熱します。
特徴とメリット
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温度管理ができる: 「200℃で15分」のように設定できるため、レシピ通りに作れば焦がす失敗がありません。 焼いている間はずっと見ていなくて良いので、他の料理を作れます。
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大きな魚も焼ける: 庫内が広いため、尾頭付きの鯛や、大きなホッケなども丸ごと入ります。
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ホイル焼きやムニエル向き: 直火のような香ばしさは苦手ですが、しっとり仕上げる料理や、野菜と一緒に焼く料理が得意です。
デメリット
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時間がかかる: 庫内が温まるまでの「予熱」が必要で、焼き時間もグリルより長くなります。
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皮はパリッとしにくい: 水分が飛びにくいため、皮目のパリパリ感は直火に劣ります。
初心者へのアドバイス
「ホイル焼き」や「香草焼き」など、おしゃれな魚料理を作りたい時はオーブンが最適です。 クッキングシートを敷けば後片付けも楽ちんです。
まとめ:あなたに合うのはどれ?
最後に、タイプ別のおすすめを整理します。
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手っ取り早く、美味しい「塩焼き」を食べたい人 → 「魚焼きグリル」 がおすすめ。 基本にして王道。 火加減さえ気をつければ一番美味しく焼けます。
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部屋のニオイが気になる、絶対に失敗したくない人 → 「魚焼き器(ロースター)」 がおすすめ。 初期投資は必要ですが、快適さは段違いです。
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焦がすのが怖い、洋風の魚料理を作りたい人 → 「オーブン」 がおすすめ。 時間はかかりますが、放っておけるので気が楽です。

