魚はなぜ群れる? なぜ単独行動する魚もいる? すべては生存のために選ばれた戦略だった

魚はみんな同じように泳いでいる。

そう思われがちですが、実際には大きく2つのタイプに分かれます。

・群れで行動する魚
・バラバラで単独行動する魚

アジやイワシのように大群を作る魚もいれば、ヒラメやカサゴのように単独で生きる魚もいます。

この違いは、性格でも偶然でもありません。

すべて「生存率を最大化するため」に選ばれた行動様式です。


魚はすべて「生き残ること」を最優先にしているのか?

結論から言います。

YESです。

魚は、

・食べる
・逃げる
・隠れる
・増える

このすべてが「生き残るため」に最適化されています。

人間のように、娯楽や快楽、好みで行動を選ぶことはありません。

魚の行動原理は、極めてシンプルです。

生き残れる行動だけが、進化の中で残った

それだけです。


群れで行動する魚の特徴とは?

代表的な群れの魚は、

・アジ
・イワシ
・サバ
・カタクチイワシ
・ボラ

これらの魚に共通する特徴があります。

・泳ぐ力は強いが、個体では弱い
・捕食されやすい
・数で勝負するタイプ

なぜ群れるのか?

理由は大きく3つあります。

① 捕食者から狙われにくくなる

群れになることで、

・どれを狙えばいいか分からない
・視界が混乱する
・弱い個体が分かりにくい

捕食者は、「狙いを定めにくい獲物」を嫌います。

これを錯乱効果と呼びます。

② 自分が食われる確率を下げられる

100匹の群れにいれば、単純計算で

・自分が食われる確率は1%

単独なら、100%です。

これを希釈効果と呼びます。

③ エサを見つけやすい

群れの中では、

・誰かがエサを見つける
・その動きを見て全体が反応する

結果として、エサにありつく確率が上がります。


単独行動する魚の特徴とは?

一方、群れない魚も多く存在します。

・ヒラメ
・マゴチ
・カサゴ
・クエ
・ハタ類

これらに共通するのは、

・隠れる能力が高い
・待ち伏せ型
・個体でも戦える

という点です。

なぜ群れないのか?

こちらも理由があります。

① 群れるとエサを奪い合う

待ち伏せ型の魚は、

・獲物が来るのを待つ
・一発勝負

群れれば、エサの取り合いになります。

結果、効率が落ちます。

② 縄張りを持つ方が有利

岩陰や海底の地形は限られています。

良い場所は、一匹で独占した方が得です。

そのため、

・自分のテリトリーを持つ
・他の魚を追い払う

という戦略を取ります。

③ 群れると目立つ

隠れることで生き残る魚にとって、群れは逆効果です。

目立てば、捕食者に見つかります。


群れと単独、どちらが優れているのか?

答えは、どちらも正解です。

環境によって、最適解が違うだけです。

・外洋で逃げ場が少ない → 群れ
・岩場で隠れられる → 単独

魚は、自分の体型、スピード、能力に合わせて、最も生存率が高い行動を選びました。

それが「群れる魚」と「群れない魚」の違いです。


釣り人目線で見ると、この違いは重要

釣りにおいても、この違いを理解すると結果が変わります。

・群れの魚 → 回遊、時合、数釣り
・単独の魚 → ポイント、居着き、一発狙い

アジが釣れないからといって、ずっと同じ場所で粘るのは非効率です。

逆に、カサゴやヒラメは、ポイントを外せば永遠に釣れません。

魚の行動原理を知ることは、釣果に直結します。


まとめ

魚はすべて、「生き残ること」を最優先に行動しています。

・群れる魚は、数で生存率を上げる
・単独の魚は、隠れることで生存率を上げる
・違いは性格ではなく、生存戦略
・環境と能力に応じた最適解を選んだ結果

魚の行動を理解すると、海の見え方が変わります。

そして、釣りの組み立ても、確実に変わります。

 

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