一般に体高が高い“平べったい型”の方が脂が乗って美味とされます。
マアジの体型差:平型と丸型の違いとは?
マアジ(真鯵)には、体高が高く平べったいタイプと、丸みを帯びた体型のタイプが存在します。
これは単なる個体差ではなく、生息環境や運動特性の違いによって生じる進化的な適応です。
- 平型マアジ(体高が高い) → 沿岸の岩礁域などに“居付き”で生活することが多く、遊泳距離が短く、筋肉より脂肪が蓄積しやすい。 → 一般に「金アジ」と呼ばれ、脂が乗って美味しいとされる。
- 丸型マアジ(体高が低い) → 外洋を回遊する“回遊型”で、長距離を泳ぐため筋肉質で脂が少なめ。 → 味はさっぱりしているが、調理法によっては十分美味しい。
🔍 体高差の理由:魚類全般に共通する進化的背景
マアジに限らず、多くの魚種に体高差が見られます。これは主に以下の要因によります:
- 生活環境の違い → 岩礁域・沿岸に棲む魚は敵から身を隠すために体高が高く、側扁型(平べったい)になる傾向。 → 外洋を泳ぐ魚は流線型で体高が低く、長距離移動に適した形状。
- 運動特性と筋肉構成 → 高速で泳ぐ魚ほど体高が低く、筋肉量が多くなる。 → 逆に、あまり泳がない魚は脂肪が蓄積しやすく、体高が高くなる。
- 捕食・被食関係 → 捕食者から逃げる必要がある魚は、俊敏性を高めるため体高が低くなる傾向。
🍽 どちらが美味しい?料理別おすすめ
- 刺身・寿司・塩焼きなど脂を活かす料理 → 平型マアジ(居付き型)がおすすめ。脂が乗っていて旨味が強い。
- 南蛮漬け・フライなど加熱調理 → 丸型マアジ(回遊型)でも十分美味しく、さっぱりした味わいが活きる。


