海岸を散策していると、海藻や流木に交じって見慣れないルアーが落ちていることがあります。
その中でも、特に漂着が多いのが「エギ」です。
エギはイカを釣るための専用ルアーですが、なぜこれほどまでに多く海岸に流れ着くのでしょうか。
この記事では、エギがロストしやすい理由と、それがエギングという釣り方とどう
関係しているのかを徹底解説します。
エギがビーチに漂着する主な理由:それは「ロスト」
エギが海岸に流れ着いているのは、ほとんどの場合、釣り人が意図せずして失くしてしまった「ロスト品」です。
エギのロストは、エギングをする上で避けて通れない問題の一つです。その理由は、エギングの釣り方にあります。
1. 根掛かりしやすい釣り方
エギングは、海底付近を探る釣りのため、エギが海底の岩や海藻に引っかかってしまう
「根掛かり」が非常に起こりやすいです。
エギには、イカを釣るための鋭い「カンナ」と呼ばれる針が付いており、このカンナが海底の
障害物に絡みつくことが多々あります。
また、エギを意図的に海底に沈めてから、しゃくる動作でイカを誘う「ボトムエギング」という
釣り方も、根掛かりのリスクを高めます。
2. 広範囲を探る釣り
イカは移動を繰り返すため、釣り人は広範囲を探って釣る必要があります。
そのため、キャストしてはしゃくり、キャストしてはしゃくりを繰り返すことが多く、
その過程で海底の状況が読み切れず、根掛かりが多発します。
3. 強風や潮流の影響
強風や強い潮流は、エギを意図しない場所に流してしまいます。
これにより、根掛かりしやすい場所にエギが誘導され、ロストする確率が上がります。
なぜエギは特に目立つのか?
エギ以外のルアーもロストしますが、特にエギがビーチで目につくのには理由があります。
エギングは近年非常に人気が高く、趣味として楽しむ人が増えました。
そのため、釣り人口が増えれば、それに比例してロストするエギの数も増えることになります。
また、エギはカラーバリエーションが豊富で、他のルアーに比べて形状も独特であるため、
流れ着いたときに認識されやすいという側面もあります。
まとめ:エギは「釣りの勲章」?
ビーチに漂着したエギは、単なるゴミではありません。
それは、釣り人が海底に潜むイカとの駆け引きを試みた「釣りの勲章」とも言えるでしょう。
エギのロストを減らすには、海底の状況をよく把握したり、潮の流れを読んだりすることが重要です。
しかし、どれだけ注意を払っても、根掛かりのリスクはゼロにはなりません。
流れ着いたエギは、海辺の環境を守るためにも、できるだけ回収を心がけたいものです。
そして、もしエギを見つけたら、「このエギも誰かが一生懸命にイカを釣ろうとしたんだな」と、
ちょっとしたストーリーを想像してみるのも面白いかもしれません。


