釣りたてのアオリイカを最高に美味しく食べるためには、釣り場から自宅までの「冷却方法」が何より大切です。
せっかく新鮮に釣り上げても、扱いを誤れば甘みが抜け、身が白濁してしまいます。
特に注意したいのが、直接氷に当てない というポイント。
さらに、使用する氷は真水氷より海水氷が断然おすすめです。
直接氷に当ててはいけない理由
アオリイカは非常にデリケートな生き物で、体表の細胞膜が真水に弱い特徴があります。
真水氷に直接触れると、浸透圧の差によって細胞が破壊され、うま味を含んだドリップ(液体)が流れ出してしまいます。
これにより、
・透明感が失われて白く濁る
・身が柔らかく水っぽくなる
・甘みが減り風味が落ちる
など、せっかくの釣果が台無しになってしまうのです。
理想の冷却方法
釣り上げたアオリイカを持ち帰る際は、以下の手順が理想的です。
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クーラーボックスに海水氷を準備
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アオリイカをビニール袋やジッパー付き袋に入れる
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袋の外側から海水氷で覆う
この方法なら、氷の冷気でしっかり冷やしながらも、アオリイカが氷や水に直接触れることがありません。
袋の中に少量の海水を入れておくと、より自然な状態で鮮度を保てます。
真水氷より海水氷が優れている理由
氷の種類によっても、鮮度や味わいに大きな差が生まれます。
特にアオリイカは、真水氷よりも海水を凍らせた海水氷が圧倒的におすすめです。
・浸透圧効果
海水の塩分濃度(約3%)は、アオリイカの体液に近いため細胞を壊さずに冷却できます。
・氷点降下効果
塩分を含む海水は真水より低温で凍結するため、0℃前後の冷却力を長時間維持可能。
釣行時間が長くても安心です。
これらの特性により、海水氷は身の透明感と甘みを20%以上キープできるという実測データもあります。
海水氷を使うメリット
海水氷を使うことで、アオリイカの魅力である
・ねっとりした甘み
・プリプリとした食感
・鮮やかな透明感
を保ったまま持ち帰ることができます。
刺身や寿司にした際、真水氷で冷やした場合との味の違いは歴然。
釣り人の間では「一度海水氷を使うと戻れない」と言われるほど人気が高まっています。
釣太郎の海水氷が選ばれる理由
和歌山・南紀に店舗を構える釣太郎では、黒潮の海水をそのまま凍らせた本物の海水氷を販売しています。
魚やイカを自然の状態で冷却可能。
・1キロ:200円
・3キロ:400円
価格は手頃ながら、春・秋のアオリイカシーズンには早朝から買い求める釣り人で行列ができることもあります。
大阪や奈良など、遠方から車で数時間かけて訪れる常連客も多数。
通販は不可でも問い合わせ多数
「クール宅急便で送ってほしい」という声が全国から届いていますが、海水氷は輸送中に溶けやすく、通販には対応していません。
入手できるのは店舗のみ。
そのため、釣行前に立ち寄って購入するのが唯一の方法です。
使用のコツ
・氷は溶けても冷却力が持続するため、長時間の釣行にも安心
・クーラーボックスの隙間を新聞紙などで塞ぐと保冷力がアップ
・魚と同時に冷却する場合も、必ず袋分けして直接触れないようにする
これらを徹底すれば、アオリイカを自宅で食べる時に釣り場そのままの美味しさを味わえます。
釣り人へのメッセージ
アオリイカは、釣ってよし、食べて絶品の高級ターゲット。
しかし、冷却方法ひとつで味の差が大きく出る繊細な食材でもあります。
「直接氷に当てない」
「真水氷より海水氷」
この2つを守るだけで、釣りたての甘みと食感を極限まで引き出すことができます。
まとめ
・アオリイカは直接氷に当てるとドリップが出て味が落ちる
・真水氷では細胞が壊れやすく、白濁や水っぽさの原因に
・海水氷は浸透圧と氷点降下効果で甘みと透明感をキープ
釣ったアオリイカを最高の状態で食卓へ。
冷却方法の工夫こそが、究極の美味しさを生む第一歩です。


