海水温の上昇は、魚の分布を大きく変えつつあります。
特に関西エリアでは、これまで南方にしかいなかった魚が釣れるようになり、逆に寒さを好む魚が減少しています。
この記事では「未来版 関西釣魚マップ」と題して、温暖化による北上魚・減少魚を整理し、
釣り人が今後どんな魚に出会えるのかを解説します。
目次
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温暖化と魚の分布変化の基本
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北上する魚たち(関西で新たに釣れる可能性のある魚)
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減少・姿を消す魚たち
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未来の関西釣りマップ(エリア別予測)
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まとめ:関西の釣りはどう変わる?
温暖化と魚の分布変化の基本
魚は変温動物であり、水温が生息域を大きく決定します。
平均海水温が1℃上がるだけでも、魚の分布域は数百キロ北へシフトすることがあります。
・サンゴ礁の北上
・亜熱帯性プランクトンの増加
・冷水性魚の減少
これらが複合的に進み、関西の釣り場も「魚種の入れ替え」が起きつつあります。
北上する魚たち
今後、関西で釣れるようになる可能性が高いのは以下の魚たちです。
シイラ
・元々は夏の南紀中心の魚
・温暖化で大阪湾や播磨灘でも確認され始めている
ロウニンアジ(GT)
・沖縄の大物ターゲット
・黒潮の流れに乗って紀南・紀伊半島で釣果報告が増加中
カスミアジ
・南国系のアジ類
・南紀から紀北へエリア拡大中
アカジン(スジアラ)
・沖縄高級魚
・磯釣りターゲットとして今後関西でも狙える可能性あり
バラクーダ(オニカマス)
・南方系の大型カマス
・串本周辺で確認例が出始めている
減少・姿を消す魚たち
一方で、関西で定番だった魚が減っていく可能性もあります。
グレ(メジナ)
・磯釣り人気魚
・冷水を好むため、紀北〜淡路周辺で減少傾向
イサギ
・夏の風物詩
・産卵期がずれ始めており、漁獲量が不安定に
アジ
・沿岸型は残るが、大型回遊アジは北方シフト
カマス
・特にミズカマスは減少傾向
・代わりにアカカマスやオニカマスが増加の可能性
未来の関西釣りマップ(エリア別予測)
大阪湾〜播磨灘
・これまで青物はハマチ中心
・将来的にシイラ・カスミアジが定着の可能性
紀北(和歌山〜淡路南部)
・アジ・イサギは減少
・代わりにタマン(ハマフエフキ)や南方系のフエダイ類が進出
白浜〜すさみ
・すでにカスミアジやオニカマスが目撃されている
・さらにGTクラスの回遊魚が狙える海域に変化
串本〜潮岬
・最も早く変化が現れる海域
・沖縄・奄美クラスの魚種が関西でも定着する可能性が高い
まとめ
温暖化は、釣り人にとって「夢の大物」が身近に釣れるチャンスを広げる一方、馴染みの魚が減るリスクも抱えています。
これからの関西釣りは
・南国系の魚が狙えるエリア拡大
・定番魚種の減少に伴う釣りスタイルの変化
・新しいタックルや仕掛けの必要性
こうした変化を前向きに楽しめる人が、未来の釣りをリードするでしょう。


