釣り人にとって「釣った魚をどう冷やすか」は釣果の味を左右する大事なポイントです。
よく使われるのが「潮氷(しおごおり)」と呼ばれる方法で、これは真水氷に海水を加えて作る冷却水。
一方で、近年注目されているのが、最初から**海水を凍らせた「海水氷」**です。
では「真水氷を海水氷に変えたらどうなるのか?」。
その違いと効果を詳しく解説します。
潮氷とは?
特徴
・真水氷に海水を注いで作る即席の冷却法。
・氷水の状態になるので、魚を全身で一気に冷やせる。
・船釣りや夏場の現場でよく用いられる方法。
メリット
・魚が海水に浸かるため、体表を傷めにくい。
・真水だけよりも冷却速度が速い。
デメリット
・真水氷を海水に溶かすため、温度が上がりやすい。
・時間が経つと氷がすぐに減り、持続力が落ちる。
海水氷とは?
特徴
・海の水をそのまま凍らせた氷。
・塩分濃度があるため、氷点が低く、真水氷より冷却力が強い。
・釣具店や漁港で販売されることが多い。
メリット
・冷却速度は真水氷の1.5〜3倍。
・魚の体表が白くならず、美しさを維持。
・鮮度保持力は約30%アップ。
・旨味成分(ATP)分解を抑制し、食味が20%向上。
デメリット
・飲料や食品の保冷には不向き。
・自作は難しく、入手先が限られる。
「真水氷+海水」=潮氷 と 「海水氷」 の違い
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冷却スピード
・潮氷:真水氷を溶かすため、初期の冷却力は高いがすぐぬるくなる。
・海水氷:塩分の作用で常に低温を保ち、安定して冷却。 -
持続力
・潮氷:氷の消費が早い。
・海水氷:溶けにくく、長時間冷却が可能。 -
魚の見た目
・潮氷:条件によっては魚が白っぽくなる場合も。
・海水氷:変色が少なく、銀色の輝きや透明感を維持。
実際に真水氷を海水氷に変えると?
もし真水氷を海水氷に置き換えれば、潮氷よりも冷却性能はワンランク上になります。
・潮氷=応急処置的に使える便利な方法。
・海水氷=鮮度保持を最優先に考える「最適解」。
つまり、潮氷は「その場しのぎ」、海水氷は「最初から最強の状態」という違いです。
まとめ
・潮氷=真水氷を海水で割った即席冷却法。短時間冷却には便利。
・海水氷=最初から海水を凍らせているため、冷却力・持続力・鮮度保持力すべてで上。
・真水氷を海水氷に変えれば、魚の味も見た目も大幅に向上。
釣った魚を最高の状態で持ち帰りたいなら、海水氷一択です。


