「イカ墨パスタなんて、どれも同じような味でしょ」。
もしあなたがそう思っているなら、この記事を読んで考えを改めてください。
市販のイカ墨ペーストで作るパスタと、釣れたてのアオリイカから取り出した「生イカ墨」で作るパスタは、正直に言って全くの別物です。
それはまさに、次元が違う美味しさ。
今回は、なぜ釣り人の特権である「生イカ墨パスタ」がそれほどまでに絶品なのか。
その秘密と、市販品との決定的な違いを徹底解説します。
結論:なぜ生イカ墨パスタは「次元が違う」のか。
スーパーで手に入るイカ墨ペーストは、保存性を高めるために加熱殺菌され、塩分や他の調味料が加えられています。
もちろん手軽で美味しいですが、製造過程で失われてしまうものがあります。 それは、**イカ墨本来の繊細な「風味」と「香り」**です。
一方、釣りたてのアオリイカから取り出したばかりの生イカ墨は、加熱処理されていないため、磯の香りとイカ本来の甘み、そして雑味のないクリアな旨味が凝縮されています。
これが、「次元が違う」と感じる最大の理由です。
市販品とはここが違う。生イカ墨の5つの圧倒的メリット。
具体的に、市販のイカ墨ペーストと比べて、生のイカ墨にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
1. 圧倒的な「風味」と「磯の香り」
生イカ墨を口に含んだ瞬間に広がるのは、フレッシュで芳醇な磯の香りです。
加熱殺菌された市販品では決して味わえない、この生命力あふれる風味こそが最大の魅力です。
2. 雑味のない「クリアな旨味」
生のイカ墨には、イカ本来が持つ天然の甘みと、アミノ酸由来の深い旨味が生きています。
余計なものが一切ないため、後味が非常にクリアで、素材の良さをダイレクトに感じることができます。
3. 自然で「まろやかな塩味」
市販のペーストは塩分が強く調整されていることが多いですが、生のイカ墨が持つのは、海水由来の自然でまろやかな塩味です。
そのため、自分で塩加減を絶妙にコントロールでき、料理の完成度を格段に高めることができます。
4. 添加物ゼロという「究極の安心感」
当然ですが、釣りたてのアオリイカから取り出した墨には、保存料や化学調味料は一切含まれていません。
自然そのものの味を、安心して楽しめるのは何よりの贅沢です。
5. パスタの具となる「イカの身」も最高鮮度
忘れてはならないのが、パスタの具材となるイカ自身の美味しさです。
新鮮なアオリイカの身は、火を通しても驚くほど柔らかく、甘みが強いです。
最高の墨と最高の身が合わさることで、究極の一皿が完成します。
【重要】生イカ墨を扱う上での注意点
素晴らしいメリットがある一方、生のイカ墨を扱う際には注意すべき点もあります。
- 鮮度が命
- 言うまでもありませんが、イカ墨は生ものです。
- 釣ったらすぐに締め、氷でしっかり冷やして持ち帰り、できるだけ早く調理しましょう。
- アニサキス対策
- 生の魚介類にはアニサキスなどの寄生虫がいる可能性があります。
- 墨袋ごと一度マイナス20度で24時間以上冷凍するか、調理の際に**中心部までしっかりと加熱(70度で1分以上)**することを徹底してください。
- 安全に美味しくいただくための、最も重要なポイントです。
釣り人直伝。別次元のイカ墨パスタを作る黄金レシピ。
生イカ墨の風味を最大限に活かすには、シンプルな調理法が一番です。
【ポイント】
- ニンニクの香りをじっくりオイルに移す。
- 生のイカ墨は加熱しすぎない。ソースと和える際に火を通すイメージで。
- アオリイカの身は、さっと火を通して柔らかさをキープする。
基本的な作り方は前回の記事と同様ですが、火を止める直前にイカ墨と白ワインを加え、パスタと素早く和えることで、フレッシュな風味を損なわずに仕上げることができます。
まとめ。
市販のイカ墨パスタが「美味しいコーヒー」だとすれば、釣りたてアオリイカの生イカ墨パスタは「最高級の豆をハンドドリップで丁寧に淹れた一杯」です。
その違いは、一度味わえば誰にでも分かります。
手間をかける価値のある、究極の贅沢。
それこそが、釣り人が味わえる最高の報酬の一つです。
次の釣行では、ぜひこの「次元の違う」感動を体験してみてください。


