◆ はじめに
連日の猛暑で体調不良を訴える人が急増しています。
外気温が35℃を超える日も珍しくない中、私たちが見落としがちなのが「地面からの熱」。
特に黒いアスファルトの表面は、私たちの想像をはるかに超える高温になります。
この記事では、真夏のアスファルトがどれほど危険か、そしてそれをどう回避すればいいのかを詳しく解説します。
◆ アスファルト表面温度は60℃~80℃にも!
▷ 気温より20〜40℃高い!
気象庁や各種実測データによると、猛暑日におけるアスファルトの表面温度は以下の通りです。
| 気温 | 表面温度(実測例) |
|---|---|
| 30℃ | 約55℃ |
| 35℃ | 約65~75℃ |
| 38℃ | 70~80℃超えも |
熱を吸収しやすいアスファルトは、太陽光を反射せずに熱を蓄積し続けるため、気温との差が大きくなります。
◆ なぜそれほど高温になるのか?
① 色:黒は太陽光を吸収しやすい
黒いアスファルトは、反射率が非常に低く、光のほとんどを吸収して熱に変換します。
② 素材:熱をため込む構造
アスファルトは熱伝導性が低いため、吸収した熱を空気に逃がすのが遅く、熱がこもりやすい構造。
③ 風通しの悪さ
地表面は空気が動きにくく、熱がたまりやすい。特に無風状態では灼熱地獄になります。
◆ どんな影響があるのか?
▷ 熱中症リスクの増加
アスファルトからの放射熱により、体感温度は40℃以上に跳ね上がります。
とくに子どもやペット、低身長の方は地表に近く、熱の影響を大きく受けます。
▷ 靴底が溶ける/やけどの危険
薄底のサンダルやゴム製シューズでは、熱が直に伝わり火傷の原因になります。
ペットの肉球トラブルもこの時期に多発。
◆ 猛暑日のアスファルト対策5選!
| 対策 | 解説 |
|---|---|
| ① ルート選びを工夫する | 土道、芝生、公園の木陰など「自然素材の道」を選ぶ。 |
| ② 朝夕の時間帯に外出をずらす | 午後2時前後は避け、朝7〜9時、夕方17時以降に行動。 |
| ③ 日傘や帽子で直射日光を防ぐ | 上からの日差しを遮ることで、頭と地表の熱から身を守る。 |
| ④ 通気性の良い靴を選ぶ | 靴底が厚く、熱が伝わりにくいものが理想。 |
| ⑤ ペットの散歩は早朝に | 肉球保護のため、地表温度が下がってからの散歩を。 |
◆ なぜ「足元の熱」が見逃されるのか?
多くの人は「気温」にばかり注目しますが、実際に熱中症の引き金になるのは「地表の熱」です。
ヒートアイランド現象の中心にあるのが、このアスファルトの熱溜まりです。
「気温が36℃だからギリギリ大丈夫」と思っても、足元は70℃を超えているかもしれません。
この温度差こそが見落としがちな危険ゾーンです。
◆ まとめ:真夏のアスファルトは”見えない熱源”
アスファルトは、真夏の都市生活に潜む「低空の熱源」です。
外気温が35℃のとき、あなたの足元はもしかすると80℃近くになっているかもしれません。
熱中症予防は「体を冷やす」だけでは不十分。
地面の熱を意識することが、真の熱対策です。
暑い日はアスファルトを避け、できるだけ自然の中を歩きましょう。


