釣った魚を「美味しく食べたい」と思ったとき、必ず耳にするのが「血抜きは必須!」という話。
でも実際、血抜きをすることでどれほど生臭さが減るのでしょうか?
このブログでは、科学的根拠と実体験に基づいて「血抜きの効果」を解説します。
◆ 血抜きの目的とは?
血抜きとは、魚体内の血液を海水や真水で洗い流す処理のこと。
目的は明確で、「生臭さの原因となる血液を体外に排出するため」です。
血液には「ヘモグロビン」や「鉄分」「タンパク質」が多く含まれ、酸化や細菌の温床にもなります。
これが生臭さや腐敗の原因になるのです。
◆ 血抜きをした魚と、していない魚の生臭さの差とは?
● 実験結果:食味と臭いに歴然の差!
血抜きをした魚としない魚を比較してみると、以下のような違いが顕著に表れます。
| 比較項目 | 血抜きなしの魚 | 血抜き済みの魚 |
|---|---|---|
| 生臭さ | 強く残る。加熱しても匂う | ほぼ無臭。特に刺身で顕著 |
| 食感 | ドリップ(赤い汁)が出てベチャつく | 締まりがよく、歯ごたえが良い |
| 保存性 | 1~2日で劣化が始まる | 3~5日程度もつ場合あり |
特に「刺身」や「昆布締め」「酢じめ」など生食にする場合、血抜きの有無で明確に差が出ます。
◆ 血抜きしないと「内臓処理後も」生臭さが残る
「内臓を取れば臭くないだろう」と思いがちですが、血抜きしていない魚は筋肉内に血液が残っており、これが酸化して臭いの原因になります。
時間が経つほどに酸化は進行し、茶色いドリップが出てきて生臭さも強くなります。
◆ 血抜きのタイミングが超重要!
血抜きの効果を最大限発揮するには「釣ってすぐ」がポイントです。
魚が元気なうちにエラや尾を切り、心臓のポンプを利用して血を排出させることで、体内の血をほぼ完全に除去できます。
ポイント:
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活きている間に行う(脳締めや神経締めと併用するとベスト)
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海水を使うと浸透圧で血が抜けやすい
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氷水は×(血管が収縮して血が抜けにくい)
◆ どんな魚でも効果ある?
血抜きは、特に以下の魚に有効です。
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マダイ・チヌ・イサキなど白身魚
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サバ・ブリなどの青物
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カツオ・マグロなどの赤身魚
これらの魚は血管が発達しており、生臭さの元が多いため血抜きの効果が高いです。
逆に小魚(キス、メバルなど)は、そこまで神経質にならなくても良いこともあります。
◆ 【結論】血抜きの有無は「別の魚」と思うほど味が変わる!
血抜きした魚としない魚は、もはや別物と感じるほど味も臭いも違います。
刺身はもちろん、焼き魚や煮付けでもその差は歴然です。


