ヤエン釣りにおいて、活けアジの元気さは釣果を大きく左右する重要な要素です。
どれだけ高価なヤエンや巧みな操作をしても、アジが弱ってしまってはアオリイカのアタリを
得ることすら困難になります。
この記事では、活けアジが弱る5つの場面をそれぞれ「ダメージ率(弱りやすさ)」として%で
解説し、アジを弱らせないための工夫や注意点も合わせて紹介します。
① 網ですくった時:弱りダメージ率【10〜20%】
活けアジをイケスや生簀(いけす)から網ですくう時、すでに最初のダメージが入ります。
・ウロコが取れやすい
・網目にヒレが絡むことがある
・ストレスで暴れる
これらの影響で、10〜20%ほどのダメージが蓄積されると考えられます。
特に荒くすくったり、陸上に長時間出してしまうと、この数字はさらに上がります。
✅ 対策:
・できるだけ細かい目の玉網を使用
・アジを陸に出す時間は極力短く
・1匹ずつ丁寧に取り扱う
② バケツやスカリで揺られている時:弱りダメージ率【5〜15%】
車での移動中や磯場への移動時、バケツの中でアジが水ごと揺られていると次第に体力を消耗します。
・波や揺れによりバランスを失い、ぶつかる
・酸欠気味になる
・ストレス状態が続く
これらによって、平均して5〜15%程度のダメージが加わります。
✅ 対策:
・移動時は水を少なめにして揺れを抑える
・できればスカリで海中管理し、直前に取り出す
・エアーポンプ付きのバケツを活用するのも有効
③ 針に刺したとき:弱りダメージ率【15〜25%】
ヤエン釣りでは、この針を刺す行為そのものが一番のダメージポイントになります。
・神経や血管を傷つけるリスク
・暴れて出血するケース
・うまく刺さらず何度もやり直すと致命的
一般的には15〜25%のダメージとされますが、やり方次第では50%以上に悪化する場合もあります。
✅ 対策:
・針はスムーズに一発で刺す
・刺し直しは極力避ける
④ 投げたとき(キャスト時の衝撃):弱りダメージ率【10〜30%】
ヤエン釣りではある程度の飛距離を必要とするため、キャスト時にアジに大きな衝撃が加わります。
・水面や海中での急激な水圧変化
・空中でアジが体をよじって体力消耗
・リーダーやサルカンにアジが当たる
これにより、10〜30%のダメージが加算されることも。
✅ 対策:
・優しく振りかぶり、放物線を描くように投げる
・力強く振り抜く「フルキャスト」は避ける
・アジが空中で回転しないよう注意する
⑤ 泳がせている時(本番中):弱りダメージ率【時間により変化 / 平均5〜20%】
投入後、アジが海中を泳いでいる最中も少しずつ疲れていきます。
・潮が速い場所では体力消耗が激しい
・泳ぐ方向をコントロールできず疲れる
・根や障害物に引っかかって身動きできずに消耗
泳がせている時間が長くなるほど、弱り率は上昇していき、1時間経つと20〜30%以上の
ダメージになることも。
✅ 対策:
・30分〜1時間でアジを交換する
・泳ぎが悪くなったらすぐ回収
・仕掛けを潮に合わせて調整し、アジに負担をかけない
【まとめ】アジの元気がアオリイカ釣果を左右する!
| 弱り要因 | ダメージ率(目安) |
|---|---|
| 網ですくった時 | 10〜20% |
| バケツで揺られる時 | 5〜15% |
| 針に刺した時 | 15〜25%(※刺し直しで最大50%) |
| 投げた時 | 10〜30% |
| 泳がせている時 | 5〜20%(長時間で30%以上) |
合計すると、1匹のアジがアオリイカの前に届くまでに50〜80%の体力を消耗しているケースも
あるということになります。
アジの弱りを最小限に抑えることで釣果アップ!
ヤエン釣りにおいて、いかにアジを弱らせず元気なまま泳がせるかが、釣果アップの鍵です。
✅ アジの扱いは「そっと、丁寧に」
✅ 弱ったらすぐ交換
✅ 移動中の揺れや酸欠にも注意
特に春の大型アオリイカ狙いでは、元気なアジでしか喰わないことも多く、ベテランほどアジの
扱いに神経を使っています。
アジを大切に扱い、最高の1杯を手にしましょう!


