アオリイカ釣りでいちばん大事なのは、
結局のところタナを合わせることです。
よく「アオリイカは1日の7割は海底付近にいる」と言われますが、
これは厳密な数字というより、
実戦上かなり当たりやすい経験則として捉えるのが自然です。
実際、アオリイカ
(Sepioteuthis lessoniana)は、
沿岸の海草帯、岩礁、砂地の近くに生息し、
昼は底寄りや物陰寄りに集まりやすく、
夜は浅場や水中を広く使って活発に行動する傾向があります。
つまり、
朝昼の釣りで表層ばかり攻めても、
イカのいる層を外していれば反応は出にくい、
ということです。
ウキ釣りやヤエン釣りでは、
アジをただ泳がせるだけではなく、
海底から少し上を意識したタナ設定が非常に重要です。
底ベタすぎると根や海藻に掛かりやすく、
逆に上げすぎるとイカの視界から外れやすくなります。
エギングでも同じで、
しゃくりの強さより先に、
着底を取れているか
どのレンジを通しているか
のほうが釣果を左右しやすいです。
特に日中は、
浅場からやや深い側へ落ちたり、
底周辺や地形変化に付きやすいという考え方が強く、
深場意識は理にかなっています。
だからこそ、
アオリイカ釣りは
「エサ」や「エギの色」より前に、
まず今いるタナに通せているかが急所です。

