堤防でサビキをしていると、
今日は表層で入れ食い。
次の日は底ベタ。
さらに別の日は中層だけ反応。
この違いは何なのか。
水温なのか。
潮なのか。
結論から言います。
水温だけではありません。
アジの泳層は「複数の条件」が重なって決まります。
今日はその正体を解説します。
① 水温の影響は確かにある
まず水温。
アジ は適水温が15〜23℃前後。
・春先(低水温)→ 底寄り
・真夏(高水温)→ 朝夕は浮く
・真冬 → 深場
ただし、同じ水温でも泳層が違うことがあります。
つまり水温は「一因」でしかない。
② 一番影響するのは“ベイト”
これが最大要因です。
アジはプランクトン、小魚を追います。
・アミエビが表層に溜まる → 浮く
・シラスが中層にいる → 中層
・底にベイトが溜まる → 底
つまり「エサのいる層」に合わせて移動します。
サビキで釣れなくなるのは、
泳層がズレただけ、ということが非常に多い。
③ 潮の流れ
潮が速い日はどうか。
表層は流れるが、
底はゆっくり。
すると体力消耗を避けるため、
中層〜底へ落ちます。
逆に潮が緩むと浮く。
これ、南紀の堤防でもよく起きます。
④ 光量と警戒心
日中のピーカン。
大型アジほど浮きません。
理由は簡単。
上から丸見えだから。
・昼 → 中層〜底
・朝夕 → 表層まで浮上
夜は常夜灯の明暗境界がキモになります。
⑤ 酸素量
夏場の表層は水温が高い。
酸素が薄くなりやすい。
その場合、
少し下の層の方が快適。
逆に濁りが入り酸素が豊富な日は浮きやすい。
⑥ フィッシュイーターの存在
ヒラメ
ブリ
こういった捕食者が入ると、
一気にレンジが変わります。
追われると群れは散り、
底に張り付くこともあります。
結局、何が一番?
優先順位をつけるなら
-
ベイトの位置
-
潮流
-
光量
-
水温
水温はベース環境。
即時的にレンジを変えるのはベイトと潮です。
波止釣りでの対策
サビキで釣れない時は
・底まで落とす
・中層で止める
・1m刻みで探る
これをやるだけで釣果は激変します。
「今日は底の日」
と分かれば勝ちです。
まとめ
アジの泳層は水温だけでは決まりません。
ベイト
潮
光
酸素
捕食者
これらが絡み合って決まります。
だから面白い。
南紀の堤防でも、
昨日と今日で全く違う。
それを読むのが釣り。
レンジを制する者がアジを制します。

