釣り場に着いて、さあ仕掛けを投入。
でも、周りは釣れているのに自分だけアタリがない。
そんな悔しい経験、誰にでもありますよね。
実はその原因、エサの種類でも竿の性能でもなく、「棚(タナ)」が合っていないからかもしれません。
昔から釣り人の間では「釣果の7割は棚で決まる」と言われています。
今日は、そんな釣りの最重要ポイントである「棚」について、じっくり熱く語っていきたいと思います。
そもそも「棚(タナ)」って何?
「棚」というのは、ずばり「魚が泳いでいる水深」のことです。
海の中は、表層、中層、底層と、マンションの階層のように分かれています。
そして、魚の気持ちになって考えてみてください。 アジやイワシのように上の方を泳ぐ魚もいれば、ガシラやヒラメのように底でじっとしている魚もいますよね。
また、同じ魚でも、時間帯や水温によって居心地の良い階層はコロコロと変わるんです。
もし魚が1階(底)にいるのに、3階(表層)に美味しいエサをぶら下げていても、魚はわざわざ上まで上がってきてくれません。
魚の目の前にエサをしっかり届けてあげること。 これが「棚を合わせる」ということなんです。
なぜ「釣果の7割」と言われるのか
仕掛けもエサも完璧なのに釣れない時は、大抵この棚がズレています。
逆に言えば、仕掛けが多少不格好でも、安いエサでも、魚のいるドンピシャの棚にエサが入れば、魚は食いついてくる確率がグッと上がります。
だからこそ、熟練の釣り師は釣り場に着くと、まず海を観察し、魚がどの深さにいるのかを必死で探るわけです。
「釣果の7割」という言葉には、どんな高価な道具よりも、自然を観察して魚に合わせる技術が大切だという教訓が込められているのだと思います。
海という大自然との知恵比べ、ここが釣りの一番面白いところですよね。
実践!棚を探る基本のステップ
では、どうやって魚のいる棚を見つければいいのでしょうか。
一番手っ取り早くて確実なのは、「底(ボトム)」を基準にすることです。
まずはオモリを海の底まで沈め、仕掛けが着底した感覚を確かめます。
そこから少しずつリールを巻き上げて、仕掛けの深さを変えながらアタリを待ってみましょう。
底から1メートル、2メートルと探っていくうちに、「おっ、ここでアタるぞ!」という深さが必ず見つかるはずです。
アタリがあった水深こそが、その日の、その時間の「正解の棚」になります。
もしアタリが遠のいたら、また魚が移動したサインかもしれません。
面倒くさがらずに、こまめに棚を探り直すのが釣果を伸ばすコツですよ。
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もちろん、その日その時で正解は変わるからこそ、海は奥深いんです。
南紀の海は潮通しも良く、魚種も豊富なので、棚のバリエーションも本当に豊かです。
もし「今の時期、アジはどのくらいの深さにいるの?」と迷ったら、お店に来た時に遠慮なく聞いてくださいね。
現場の生の声と、皆さんの工夫が組み合わされば、きっと大漁間違いなしです。
次回の釣りは、ぜひ「棚」を意識して、魚との知恵比べを存分に楽しんできてくださいね。

