「南紀は釣れる。でも、遠い」。
関西の釣り人なら、誰もが一度は天秤にかける悩みでしょう。
大阪市内からでも車で2時間以上。
高速代もガソリン代も、決して安いものではありません。
それでも、週末の阪和自動車道には、ロッドを積んだ車が列をなして南下してきます。
一体、みんなどのくらいの頻度で通っているのか。
そして、回数によって釣果や楽しさはどう変わるのか。
釣太郎のカウンター越しに見える景色と、常連さんたちの声を元に、その実態を勝手に分析してみました。
あなたの「南紀中毒度」はどのレベルでしょうか。
レベル1:【季節のハンター】(年3〜4回)
「春のアオリイカ」「秋の青物・タチウオ」など、絶対に外せない旬のターゲットがいる時だけ遠征するタイプです。
最もコストパフォーマンスが良く、賢い楽しみ方と言えるかもしれません。
しかし、この頻度だと「その日の運」に左右される要素が強くなります。
「せっかく来たのに爆風で釣りにならなかった」という悲劇も起きやすいのがこの層です。
レベル2:【週末の冒険家】(月1〜2回)
最も多いのがこの層です。
仕事のスケジュールを調整し、潮回りの良い週末を狙って南紀へ。
この頻度になると、「ポイントの癖」や「今の海の状況」がなんとなく見えてきます。
「前回はあそこでダメだったから、今回はこっち」という戦略が立てられるようになり、釣果が安定し始めます。
南紀の釣りが一番楽しくなってくる時期と言えるでしょう。
レベル3:【南紀の住人(仮)】(週1回以上)
いわゆる「変態」の領域です(※最高の褒め言葉です)。
金曜の夜走りだけでなく、平日にも有給を使って現れます。
彼らにとって南紀への移動時間は「苦痛」ではなく、「作戦会議」の時間。
このレベルになると、もはや「釣れるか釣れないか」ではなく、「海にいないと調子が出ない」という身体になってきます。
驚くべきことに、この層の釣り人は、意外とボウズ(釣果なし)を恐れません。
「今日は潮が悪かった」と割り切り、すぐに来週の準備を始めます。
なぜなら、彼らは知っているからです。
通い続けた者にだけ訪れる、一生忘れられない「奇跡の一匹」との出会いを。
なぜ、回数が増えるほど「お得」なのか
実は、遠征回数が増えれば増えるほど、一回あたりの「情報密度」が上がり、結果的にコストパフォーマンスは良くなります。
海は毎日変化します。
ネットの釣果情報はあくまで過去のもの。
自分の肌で感じた「先週の水温」や「ベイトの動き」こそが、最強のリアルタイム情報になります。
頻繁に通うことで、その点と点が線になり、他人には真似できない爆釣劇を生むことができるのです。
「遠いからたまに行く」のではなく、「通うから近くなる」。
心理的な距離が縮まった時、南紀はあなたにとって最高のホームグラウンドになります。
まずは月1回から、その壁を越えてみませんか。
釣太郎はいつでも、南紀の玄関口であなたをお待ちしています。

