南紀の堤防釣りをしているとよく群れている小魚。
地元では
「アカジャコ」
と呼ばれています。
正体は
クロホシイシモチ。
見た目はネンブツダイそっくりですが、よく見ると明確な違いがあります。
さらにこの魚は、
アオリイカの重要なエサ
としても知られています。
今回は釣り人目線で、
・クロホシイシモチとは何か
・ネンブツダイとの違い
・なぜアオリイカの餌になるのか
を分かりやすく解説します。
南紀の「アカジャコ」とはクロホシイシモチのこと
基本情報
・分類:テンジクダイ科
・和名:クロホシイシモチ
・南紀名:アカジャコ
・サイズ:5〜12cm程度
・生息域:堤防・港内・湾内・常夜灯周り
・行動:群れで浮いて泳ぐ
南紀では港内のどこにでもいるレベルの魚です。
特に
・夜の常夜灯周り
・潮の緩い港内
・堤防の足元
で大量に群れています。
ネンブツダイの仲間だが「ちょっと違う」
クロホシイシモチはネンブツダイと同じテンジクダイ科。
しかし現場では見分けがつきます。
見分け方(釣り人向け)
① 体の色が赤〜ピンクっぽい
クロホシイシモチ
→ 赤味が強い
→ ピンク〜赤紫の発色
ネンブツダイ
→ 灰色〜薄茶色
南紀で「アカジャコ」と呼ばれる理由はここです。
② 尾びれ付け根に黒い点
最大の特徴。
クロホシイシモチ
→ 尾の付け根に黒い斑点
ネンブツダイ
→ 黒点なし
釣り場ではこれだけ覚えればOKです。
③ 体がややスリム
クロホシイシモチ
→ 細長い
→ 遊泳性が強い
ネンブツダイ
→ 体高があり丸い
④ 群れの泳ぎ方が違う
クロホシイシモチ
→ 中層をフワフワ泳ぐ
→ 常に動いている
ネンブツダイ
→ 岩陰にまとまる傾向
この違いは釣り人には重要です。
なぜアオリイカの餌になりやすいのか?
ここが釣り人に一番重要。
クロホシイシモチは
アオリイカにとって非常に捕まえやすい魚
です。
理由① 群れで泳ぐ
イカは群れを狙います。
・数が多い
・目立つ
・捕食効率が高い
結果として狙われやすい。
理由② 夜に浮く
クロホシイシモチは
・常夜灯周りに集まる
・中層に浮く
アオリイカの狩場と完全一致します。
理由③ 逃げ足が遅い
アジやイワシより瞬発力が弱い。
つまり
捕まえやすい餌
です。
理由④ サイズがちょうど良い
5〜10cmはアオリイカが最も捕食しやすいサイズ。
ヤエン釣りでアジが効く理由と同じです。
クロホシイシモチが多い=アオリイカがいる可能性大
釣太郎の現場感覚でも、
・クロホシイシモチが多い港
・常夜灯に群れる場所
は
アオリイカの回遊率が高い傾向
があります。
特に
・春の大型狙い
・秋の新子シーズン
で顕著です。
南紀の釣り人が覚えておくべきポイント
・アカジャコ=クロホシイシモチ
・尾びれの黒点で判別
・群れが多い場所はイカの餌場
・常夜灯周りは要チェック
要約
南紀でアカジャコと呼ばれる魚はクロホシイシモチ。
ネンブツダイの仲間だが尾びれの黒点と赤い体色で判別できる。
群れで泳ぎ逃げ足が遅く、アオリイカの格好の餌になる。
堤防で多く見かける場所はイカのポイントになる可能性が高い。
Q:食べられる魚?
食べられますが小型で利用価値は低いです。
Q:釣れる魚が少ない場所のサイン?
むしろベイトが多い良い環境のことも多いです。
Q:ヤエン釣りのエサに使える?
弱りやすく扱いが難しいため実用性は低いです。

