釣竿やリールは
ある日突然壊れるわけではありません。
壊れる場所はほぼ決まっています。
しかも原因の多くは
塩
砂
負荷の蓄積
です。
釣具店の現場で見ていると
故障の8割以上は「同じ箇所」です。
今回は
・竿が壊れる場所
・リールが壊れる場所
・故障原因
・正しい対策
・水洗いの効果
を徹底解説します。
釣竿の故障箇所ランキング
① ガイド(リング割れ・腐食)
最も多い故障
・ラインが傷つく
・リング割れ
・ガイドぐらつき
原因
・塩分固着
・砂噛み
・衝撃
・PEライン摩耗
ガイドは金属+セラミックの組み合わせ。
塩が残ると腐食が進みます。
対策
・釣行後の水洗い
・乾燥
・定期点検
・ヒビチェック
② 竿先(ティップ折れ)
原因
・糸絡み状態での負荷
・車ドア挟み
・過負荷
・疲労破断
細いほどダメージ蓄積します。
対策
・収納時確認
・絡み確認
・負荷角度45度以内意識
③ 継ぎ目(差し込み部)
原因
・塩固着
・砂噛み
・固着状態での無理な分離
対策
・分解して洗浄
・軽く拭き取り乾燥
④ リールシート(固定部)
原因
・塩固着
・締め過ぎ
・腐食
リールの故障箇所ランキング
① ベアリング(回転不良の主犯)
症状
・ゴリゴリ音
・回転重い
・異音
原因
・塩分侵入
・水分残留
・油切れ
海水が入ると急速に劣化します。
② ラインローラー
最も塩が溜まる場所。
症状
・ラインヨレ
・回転停止
・PEダメージ
③ ドラグ
原因
・塩固着
・湿気
・摩擦材劣化
ドラグ不調は大物バラしの原因。
④ ギア
原因
・塩混入
・油劣化
・負荷過多
最悪は内部破損。
⑤ ハンドルノブ
意外に多い腐食ポイント。
汗と塩が原因。
故障の最大原因「塩」
海水の塩分濃度は約3.5%。
乾くと結晶化し
・金属腐食
・回転阻害
・固着
を起こします。
さらに塩は湿気を吸います。
常に錆びる環境を作ります。
水洗いだけでどこまで効果がある?
結論。
水洗いだけでも劣化速度は大幅に下がります。
AI推定 劣化抑制率
釣行後何もしない
劣化速度:100%
水洗いのみ
劣化抑制:約50〜70%
水洗い+乾燥+注油
劣化抑制:約90%以上
水洗いだけでも効果は大きいですが
完全ではありません。
水洗いの正しい方法
重要ポイント。
強い水圧NG
塩を内部へ押し込みます。
正しい手順
1 軽い流水で洗う
2 回転部を軽く動かす
3 水分を拭く
4 陰干し
なぜ水洗いだけでは不十分なのか
理由は内部です。
・ベアリング内部
・ギア内部
・ドラグ内部
ここは水だけでは塩が残ります。
定期的な注油が必要です。
寿命が2倍以上変わるメンテ習慣
釣具店視点の結論。
必須
・釣行後水洗い
・乾燥
推奨(月1回)
・注油
・可動部チェック
年1回
・分解メンテ
・オーバーホール
よくある誤解
「高級リールは壊れない」
違います。
高級ほど精密で塩に弱い。
「防水だから洗わない」
逆です。
防水でも塩は付着します。
「水につけ置き」
内部浸水の原因。
まとめ
釣竿とリールは壊れる場所が決まっています。
竿
・ガイド
・竿先
・継ぎ目
リール
・ベアリング
・ラインローラー
・ドラグ
最大原因は塩です。
水洗いだけでも劣化は50〜70%防げます。
しかし乾燥と注油で寿命は大きく変わります。
釣具はメンテで性能が続く道具です。

