アオリイカは「人が多い場所」を嫌うのか?
南紀はアオリイカ帝国。
みなべ・田辺・白浜・すさみ・串本。
この入り組んだ地形と黒潮の恩恵。
そしてもう一つの要素。
それが「人口密度」です。
釣り人がよく言います。
「人が多いところはイカがおらん」
これは本当なのか。
感覚ではなく、生態とデータから深掘りします。
アオリイカは音や振動を感じている
アオリイカは視覚が優れていることで有名です。
しかし実は、水中振動にも非常に敏感です。
堤防をドタドタ歩く。
バケツを落とす。
タモを引きずる。
これらは水中では「異常振動」になります。
特にシャロー帯では顕著です。
人が多い=振動が多い。
これはイカにとって警戒要素になります。
人口密度と海の透明度の関係
都市部に近い港。
観光地の海岸。
漁港の生活排水。
人口が多いエリアでは、
・船の往来が多い
・夜間の常夜灯が多い
・岸壁の使用頻度が高い
結果として海が落ち着きません。
一方、南紀のように人口が少ないエリアは、
海が「静か」です。
これが大きな差になります。
釣り人密度が高い場所はどうなる?
これは体感値ですが、
一晩に10人以上がエギを投げ続ける堤防。
抱き率は確実に落ちます。
理由は3つ。
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プレッシャー
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エギの学習
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群れの分散
アオリイカは意外と賢い。
同じレンジ・同じ動きが続くとスレます。
人が多い=同じアクションが続く。
結果、抱きが浅くなります。
では人口が多い地域では釣れないのか?
答えはNOです。
ポイントが「点」になるだけです。
・潮目
・藻場
・ストラクチャー
・ベイト密集
条件が揃えば、都市部でも爆発します。
ただし「回遊待ち」の要素が強くなります。
南紀のように魚影が濃い場所とは性質が違うのです。
南紀が強い理由
人口が少ない。
入り組んだ地形。
黒潮の分流。
プランクトン豊富。
そして人為的プレッシャーが比較的低い。
これが重なっている。
単純に「水がきれい」だけではありません。
環境+人の少なさ。
この掛け算です。
結論|アオリイカは人口密度の影響を受ける
完全に比例するわけではありません。
しかし、
・振動
・釣り人プレッシャー
・海の落ち着き
これらは確実に影響します。
南紀の強みは自然条件だけではない。
「静けさ」も武器。
これがアオリイカ帝国を支える裏の要素です。
まとめ
アオリイカは人を直接嫌うわけではない。
しかし環境変化には敏感。
人口密度が高い場所はプレッシャーが高くなる。
静かな海ほど自然に近い行動を見せる。
だからこそ、
人が多い場所では時間帯をずらす。
ポイントをずらす。
レンジを変える。
この工夫が必要です。
南紀の価値は、魚だけではない。
「静かな海」そのものが資産なのです。

