海はひとつだが、現実は水温や塩分濃度等々様々な要因で分かれ潮目ができる。

海はどこまでも繋がっている広い一つの世界に見えますが、その中身は驚くほど複雑に仕切られています。

釣り人がよく口にする「潮目」こそ、海が「一つではない」ことを証明する境界線です。

なぜ、水という同じ物質でありながら、海の中に壁ができるのか。

その正体を知ることで、魚の居場所を見つける力が格段に上がります。

海の中にできる「見えない壁」の正体

釣り場に行くと、海面にゴミが溜まっていたり、波の立ち方が違ったりする場所がありますよね。

それが潮目です。

潮目ができる主な要因は、大きく分けて3つあります。


1. 水温の差(温度の壁)

水は温度によって重さ(密度)が変わります。

温かい水は軽く、冷たい水は重いため、これらがぶつかるとすぐには混ざり合いません。

この温度差がある場所に、魚の活性を左右する境界線が生まれます。

2. 塩分濃度の差(比重の壁)

雨が降った後の河口付近や、黒潮のような外洋の潮が差し込む場所では、塩分の濃さが異なります。

真水に近い軽い水と、塩分の濃い重い水がぶつかると、そこに明確な「層」や「境目」が形成されます。

3. 地形と潮流の衝突

海底の駆け上がりや、岬の先端など、複雑な地形に潮がぶつかることで、流れの速い水と遅い水が隣り合わせになります。

この流速の差も、潮目を作る大きな要因となります。


潮目が「最高のポイント」になる理由

なぜ釣り人は潮目を狙うのでしょうか。 それは、潮目が海の「ベルトコンベア」の終着点だからです。

  • プランクトンの集積:異なる水塊がぶつかる場所には、プランクトンが溜まります。

  • 小魚の集結:プランクトンを食べに、イワシなどの小魚がやってきます。

  • 大型魚の狩り場:小魚を狙って、ブリやスズキなどのフィッシュイーターが待ち構えています。

潮目は海の中の「レストラン」のような場所です。

魚にとって効率よくエサを食べられる場所だからこそ、私たちはそこを狙うのです。


釣太郎からのアドバイス

海を観察して、少しでも色の違う場所や、ザワついている場所を見つけたら、そこには必ず「理由」があります。

水温計で計れる数値だけでなく、海面のわずかな変化を見逃さないことが、脱・初心者の第一歩です。

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