アオリイカは「鮮度が良ければ生で大丈夫」と思われがちです。
しかしこれは味の話であって、安全の話ではありません。
特に南紀のように
・黒潮の影響が強い
・ベイトが豊富
・成長スピードが速い
海域では、サイズとリスクは正比例します。
結論
生食を勧められる上限サイズは「1kg前後まで」
釣り人向けに、あえて明確に線を引くなら以下です。
アオリイカ サイズ別
おすすめの食べ方(安全重視)
| サイズ | 生食おすすめ度 | 判断 |
|---|---|---|
| ~500g | ◎ | 問題なし |
| 500g~1kg | ○ | 十分注意すれば可 |
| 1kg~1.5kg | △ | 非推奨(冷凍推奨) |
| 1.5kg以上 | × | 必ず冷凍 |
結論として
👉 「生で勧めるのは1kgまで」
これが現実的で、責任の持てるラインです。
なぜ1kgが境目なのか
理由はシンプルです。
・捕食量の増加
・食べるベイトが小魚中心になる
・回遊範囲が広がる
これらが揃うのが、ちょうど1kg前後から。
アニサキスは
食物連鎖で蓄積される寄生虫。
サイズが上がるほど
「確率は低いが、ゼロではない」
から
「普通にあり得る」
へと変わっていきます。
「3kgのアオリを刺身で食べて平気だった」は参考にならない
よくある話ですが、これは結果論です。
・その個体にいなかった
・たまたま見逃さなかった
・たまたま当たらなかった
安全性の根拠にはなりません。
釣りブログ・店舗発信で重要なのは
再現性があるかどうか。
その観点では
大型アオリ=一度冷凍が前提
これは常識であり、逃げではありません。
どうしても生で食べたい場合の最低条件
※あくまで「勧めないが、やるなら」の話です。
・1kg未満
・内臓は即処理
・外套膜の内側を重点的に目視
・皮と身の境目をよく確認
・薄造り
それでも
「安全を保証するものではない」
という前提は必ず付けるべきです。
冷凍は味を落とすどころか、むしろ正解
−20℃以下で24時間以上冷凍すれば
・アニサキス対策になる
・甘みは十分残る
・大型特有の水っぽさが落ち着く
特に
2kg超え・3kg級は冷凍した方が評価が上がる
これは現場の実感でもあります。
まとめ(ブログ締め)
大きなアオリイカは確かに特別です。
しかし特別なのは、サイズだけではありません。
1kgを超えた時点で「生前提」から「処理前提」へ。
これが南紀のアオリイカと正しく付き合う考え方です。
・小さいうちは生
・大きくなったら一度冷凍
この線引きができる人ほど、
本当にアオリイカを分かっている釣り人だと思います。

