カツオは一年を通して人気の魚だが、実は季節によって“別の魚レベル”で味が変わる。 特に有名なのが、
- 春ガツオ(初ガツオ)
- 戻りガツオ(秋ガツオ)
この2つ。 どちらも同じカツオなのに、脂の乗り方も味わいも、さらには体の状態まで大きく違う。
■ 結論:春は“さっぱり”、秋は“トロ系”
まずは一言で違いをまとめるとこうなる。
| 種類 | 特徴 | 脂 | 味 | 向く料理 |
|---|---|---|---|---|
| 春ガツオ(初ガツオ) | 北上中の若いカツオ | 少ない | さっぱり・爽やか | 刺身、タタキ、ヅケ |
| 戻りガツオ(秋ガツオ) | 南下して脂を蓄えたカツオ | 非常に多い | 濃厚・コク深い | たたき、焼き切り、ステーキ |
■ 春ガツオ(初ガツオ)とは
● 旬:3〜5月
黒潮に乗って北上してくる“走りのカツオ”。 脂が少なく、筋肉質で引き締まった赤身が特徴。
● 味の特徴
- さっぱり
- 鮮度の良さがダイレクトに出る
- 血合いの香りが爽やか
「カツオは春が一番好き」というファンも多い。
● 向いている料理
- 刺身
- タタキ
- ヅケ
- カルパッチョ
脂が少ないので、薬味との相性が抜群。
■ 戻りガツオ(秋ガツオ)とは
● 旬:9〜11月
北でたっぷり餌を食べ、脂を蓄えて南下してくる“戻りのカツオ”。
● 味の特徴
- 脂がのって濃厚
- 旨味が強い
- トロのようなコク
春とはまったく別物の味わいになる。
● 向いている料理
- 脂を活かしたタタキ
- 焼き切り
- カツオステーキ
- 漬け丼
脂が多いので、火を入れても旨い。
■ 体の状態も違う
同じカツオでも、季節で体の作りが変わる。
| 項目 | 春ガツオ | 戻りガツオ |
|---|---|---|
| 脂肪量 | 少ない | 多い |
| 身質 | 引き締まっている | ねっとり濃厚 |
| 運動量 | 北上中で活発 | 南下前で蓄える |
| 栄養 | 高タンパク | 高脂質・高エネルギー |
■ 釣り人目線の違い
みなべさんの読者にはここが刺さる。
● 春ガツオ
- ナブラ撃ちが多い
- 速い群れを追う釣り
- 身が締まっているので扱いやすい
● 戻りガツオ
- ベイトに付くことが多い
- ジギング・キャスティング両方で狙える
- 脂が多く、血抜き・処理が重要
■ どっちが美味しい?
これは完全に好み。
- 春ガツオ派:さっぱり・爽やか・薬味が合う
- 戻りガツオ派:濃厚・脂の旨味・トロのようなコク
料理によっても向き不向きがあるので、季節ごとに楽しむのが正解。
■ まとめ:同じカツオでも“季節で別物”
春ガツオと戻りガツオは、同じ魚とは思えないほど違う。
- 春:さっぱり爽やか
- 秋:濃厚で脂の旨味
季節の変化を味わえる、まさに“旬の魚の代表格”。

