せっかく釣れた最高のアオリイカ。
家に帰って刺身にしようと思ったら、なんだか身が白っぽく、水っぽくなっていた。
そんな残念な経験はありませんか?
実はそれ、クーラーボックスの中での「冷やし方」が原因かもしれません。
アオリイカにとって、水道水やコンビニの氷(真水)は、身をボロボロにする天敵なんです。
今回は、釣り人なら知っておきたい「浸透圧」と、プロ推奨の「海水氷」についてお話しします。
なぜ真水(水道水・氷)がダメなのか?
アオリイカの体は、海水の塩分濃度に合わせてバランスが保たれています。
そこに真水(塩分ゼロの水)が触れると、どうなるでしょうか?
ここで「浸透圧」という自然の力が働きます。
濃度の薄い真水が、濃度の高いイカの細胞内へ無理やり入り込もうとするのです。
その結果、パンパンになった細胞は破裂してしまいます。
これが「身が白くなる」「水っぽくなる」「旨味が逃げる」原因です。
釣り場や帰宅後に、良かれと思って水道水でジャブジャブ洗うのも、食べる直前までは避けた方が無難です。
墨を流したい気持ちはわかりますが、味を落とす行為そのものなのです。
直撃氷も「氷焼け」の原因に
コンビニで買ったブロック氷や板氷の上に、直接イカを乗せていませんか?
これもNGです。
氷が溶ければ真水が出ますし、冷たすぎる氷に直接触れた部分は「氷焼け」を起こして変色してしまいます。
イカのデリケートな皮や身は、直接氷に当てないのが鉄則です。
最強の冷却法「海水氷(かいすいごおり)」を作ろう
では、どうすればいいのか。
答えは簡単、クーラーボックスの中で「海水」と「氷」を混ぜればいいのです。
これを「海水氷」と呼びます。 作り方は以下の通りです。
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クーラーボックスに氷を入れる。
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そこに綺麗な海水を注ぐ。
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手でかき混ぜてキンキンに冷やす。
これだけです。
この海水氷の中に、ジップロックなどの袋に入れたアオリイカを漬け込むのがベストですが、面倒なら直接ドボンと入れても、真水氷よりは断然マシです。
海水を使っているので浸透圧の差がなく、細胞が壊れません。
しかも、水は空気よりも熱伝導率が高いので、氷の上に置くだけよりも圧倒的に早く芯まで冷えます。
これを「即冷却」といい、鮮度保持のカナメとなります。
持ち帰りの注意点
海水氷は冷却力が凄まじいので、長時間漬けすぎると逆に身が凍ったり、目が白くなったりすることがあります。
芯まで冷えたら水を抜くか、イカを袋に入れて氷に当たらないようにするなど、工夫すると完璧です。
「真水は敵、海水は味方」。
これさえ覚えておけば、釣太郎で釣果情報を自慢する時も、食卓に並べる時も、
透き通った最高のイカをご堪能いただけます。
次の釣行から、ぜひ試してみてください。
釣太郎の海水氷はアオリイカの鮮度を守ります。
1キロ200円。

