冷蔵庫から魚を取り出したとき。
・匂いを嗅ぐ
・少し触る
・「まあ大丈夫そう」と判断
多くの人が、無意識にやっています。
中には。
「変な匂いがしなければOK」
「舌にピリッと来なければ大丈夫」
そう信じている人も少なくありません。
しかし結論から言うと。
この判断方法は、かなり危険です。
結論
匂いと舌だけでの判断は「安全確認」にならない
はっきり言います。
・匂いがしない=安全
・舌がピリッとしない=安全
この2つは成立しません。
なぜなら。
危険な状態の魚でも、
匂いも刺激も出ないケースが普通にあるからです。
なぜ「匂い判断」は危険なのか
まず。
よく言われる誤解から。
「腐ったら必ず臭くなる」は間違い
魚の劣化には
大きく分けて2種類あります。
① 腐敗型劣化(分かりやすい)
・アンモニア臭
・腐卵臭
・強烈な生臭さ
この段階は。
誰でも気付きます。
ここまで来た魚は
当然アウト。
② 静かな劣化(一番危険)
問題はここです。
・匂いが弱い
・見た目も普通
・触感も大きく変わらない
それでも内部では。
・細菌が増殖
・ヒスタミンなどの有害物質が生成
この状態では。
嗅いでも分からない。
舌にピリッと来なければ大丈夫?
これは特に危険
この考え方。
実はかなり危険です。
舌がピリッとする正体は何か
舌への刺激は。
・ヒスタミン
・腐敗アミン類
が多量に出た時に起こります。
つまり。
ピリッと来た時点で
もう完全にアウト。
ピリッと来ない=安全
ではない理由
・有害菌が少量
・毒素が無味無臭
・初期段階
この状態では。
舌は何も感じません。
しかし。
・食中毒は成立する
・体調や量で症状が出る
つまり。
「舌チェック」は
最終警告であって、安全確認ではない。
特に危険な魚種
以下の魚は
匂い判断が特に当てになりません。
・アジ
・サバ
・イワシ
・サンマ
理由は。
・ヒスタミン生成リスクが高い
・脂が多く匂いが隠れる
見た目・匂いが普通でも
食後に症状が出るケースが多い。
本当に安全な判断基準は何か
感覚ではありません。
食べていいか判断する
現実的なチェックポイント
① 管理履歴
・いつ釣ったか
・どう締めたか
・どの温度で保存したか
これが分からない魚は
すでに危険度が高い。
② 見た目の変化
・目が白く濁る
・腹が張る
・血合いが茶色〜黒ずむ
1つでも当てはまれば
加熱しても避ける。
③ 触感
・ぬめりが異常
・指に残る不快感
・弾力が戻らない
この段階は
火を通してもNG。
④ 匂いは「最終確認」
匂いは。
・異常を見抜く手段
ではありますが。
・安全を保証するもの
ではありません。
「火を通せば大丈夫」は半分間違い
これもよくある誤解です。
・細菌は死ぬ
・毒素は残る
ヒスタミンは
加熱しても分解されません。
つまり。
・焼いても
・煮ても
・揚げても
ダメな魚はダメ。
釣り人が覚えておくべき結論
・匂いだけで判断しない
・舌チェックは絶対にしない
・日数と管理で判断する
安全かどうかは。
感覚ではなく
履歴と状態で決める。
まとめ
「大丈夫そう」は一番危ない
魚は
・見た目
・匂い
・舌
これらだけで安全判断できる食品ではありません。
特に。
・匂わない
・刺激がない
これは安全の証拠ではない。
釣り人も家庭の食卓も。
「もったいない」より体を守る判断を。
魚はまた釣れます。
体は一つしかありません。

