ウナギの推進力はどこから得ているのか?

ウナギの推進力は主に 体全体のうねり(波動運動) によって得られます。
魚の多くは尾びれ(尾鰭)を左右に振って進む「尾鰭推進」が中心ですが、ウナギは少し特殊です。


1. 体幹のくねりが主役

・ウナギは細長い体を左右に大きくくねらせて泳ぎます。
・体幹の筋肉が順番に収縮し、頭から尾へ伝わる波(体波)を作り、水を後方へ押し出すことで前進します。
・この運動を ウナギ型(アングイリフォーム)遊泳 と呼び、典型的な例がウナギやアナゴです。


2. 尾びれ(尾鰭)の役割

・ウナギの尾びれは幅が狭く推進力そのものは小さいですが、体の波動が尾に集約されることで水を後ろへ押す手助けをします。
・ただし推進力の大半は「尾びれ」ではなく体幹の波そのものから生まれます。


3. 胸びれ・背びれ・臀びれの補助

・胸びれ(胸鰭)は主に姿勢制御や方向転換に使用。
・背びれと臀びれ(肛門側のヒレ)は体と一体化しており、波動を効率よく水に伝える補助的な翼の役割を果たします。


4. 推進の特徴

・狭い岩場や穴に入りやすく、後退も得意。
・低速でも効率的に進めるため、川を遡上する際や泥底での潜行に適しています。
・高速で長距離を泳ぐ際(産卵回遊)も、この波動運動で持久力を発揮します。


まとめ

ウナギは 「体全体+背・臀びれの波動」 がエンジン、尾びれは補助。
他の多くの魚のように「尾びれだけ」で進むのではなく、全身をしならせる蛇行運動こそが最大の推進力源です。

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