アオリイカがエギ(疑似餌)を捕らえる瞬間、魚のように「吸い込む」と思われがちですが、実際にはまったく違います。
本記事では、南紀エリアをはじめ全国のエギングシーンで役立つ「アオリイカの抱きつき動作」とその理由を詳しく解説します。
アオリイカは吸い込まない
・多くの魚は口を開けて獲物を水ごと吸い込みますが、アオリイカはこの方法を取りません。
・イカ類は口(カラストンビ)を持つものの、魚のような強力な吸引力はありません。
・その代わり、十本の腕を器用に伸ばして“抱きつく”ことで獲物を確保します。
エギを捕らえる瞬間の動き
・エギが視界に入ると、アオリイカは一気に接近し、まずは触腕(長い二本の腕)で素早く接触します。
・その後、残り八本の腕を広げてエギ全体を包み込むようにホールド。
・この“抱きつき”動作によってエギを確実に固定し、カラストンビで噛みつく前段階を作ります。
捕食だけでなく反射的な攻撃
・アオリイカは腹が減っていなくても動くものに抱きつく習性があります。
・これは「捕食」だけでなく、縄張り防衛やストレス解消の要素も含まれると考えられています。
・特に秋の新子(小型個体)は好奇心旺盛で、エギへの反応がより積極的です。
釣り人が押さえるべきポイント
・アタリは“吸い込み”ではなく“ホールド”なので、手元に明確な重みや違和感として伝わります。
・ロッド操作は「聞き合わせ」が重要。早合わせよりも、しっかりエギを抱かせてからフッキングを。
・潮の流れが弱い時や夕マズメは、イカがシャロー(浅場)に入りやすく抱きつきのチャンスが増えます。
まとめ
アオリイカのエギ捕獲は「吸い込む」ではなく「抱きつく」。
この特性を理解すれば、アタリの感覚や合わせのタイミングがつかみやすくなり、釣果アップにつながります。
次回のエギングでは、アオリイカ特有の“抱きつき”をイメージしながらロッドを構えてみてください。


