魚のニオイが強いと感じたら要注意。臭みは鮮度低下のサインです。
釣り人や主婦が知っておくべき鮮魚の見分け方と、ニオイが発生する科学的理由をわかりやすく解説します。
魚のニオイと鮮度の関係
魚を手に取ったときに「生臭い」と感じたら、それは鮮度が落ち始めているサインです。
釣りたてや水揚げ直後の魚は、本来ほとんど臭いがありません。むしろ磯の香りや潮の香りを
感じる程度で、強いニオイはしないのが正常です。
しかし、時間が経つと魚体の成分が分解され、トリメチルアミンという物質が発生します。
これが、いわゆる「魚臭さ」の正体です。
ニオイが出る仕組み
・魚の筋肉に含まれるトリメチルアミンオキシド(TMAO)が分解されてトリメチルアミン(TMA)に変化する。
・TMAは揮発性が高く、人間の鼻に敏感に感じ取られる。
・鮮度が高い魚ほどTMAの量が少なく、臭みがほとんどしない。
つまり、魚のニオイが強くなるほど「分解が進み、鮮度が低下している」証拠なのです。
鮮度を見分ける5つのポイント
魚の鮮度を確かめるには、ニオイ以外にも次のポイントを確認しましょう。
-
目の透明度:濁りがなく澄んでいるほど新鮮。
-
エラの色:鮮紅色なら新鮮、褐色なら鮮度低下。
-
体表の光沢:ピカピカと光っているほど良い。
-
身の弾力:指で押すとすぐに戻る。
-
ニオイ:潮の香りなら新鮮、生臭ければ危険信号。
釣り人ができる鮮度キープ術
釣った魚のニオイを防ぐには、釣った直後の処理が大切です。
・血抜きをすることで腐敗菌の繁殖を防ぐ。
・氷締め、特に海水氷を使うと冷却効率が高く、臭みの発生を遅らせられる。
・直射日光を避け、クーラーボックスで低温管理。
これを徹底するだけで、持ち帰った魚の美味しさが格段に変わります。
まとめ
・魚の強いニオイ=鮮度低下のサイン。
・臭みの原因はトリメチルアミン。
・見た目や触感とあわせてチェックすることが重要。
・釣った魚は「血抜き・冷却・低温保存」で臭みを防げる。
魚を選ぶときは「鼻で確認」することを習慣化しましょう。新鮮な魚ほどニオイがなく、旨味も強いのです。


