「シーバス」として人気のターゲットであるスズキ(マルスズキ)。
一方、同じように見えて別種のヒラスズキも、ルアーアングラーの間で憧れの存在です。
今回はこの2種について、
見た目の違い、生態の違い、釣り方の違い、食味、市場価値までを釣り人向けにわかりやすく解説します。
✅ 結論:スズキとヒラスズキは「別種」の魚!
・スズキとヒラスズキは同じスズキ科に属していますが、生物学的に異なる魚種です。
・姿は似ていますが、生活場所・釣れる条件・味わい・価値が異なります。
🐟 スズキ(マルスズキ)の特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Lateolabrax japonicus |
| 通称 | マルスズキ、スズキ |
| 体形 | 丸みがありスマート、体高は低め |
| 生息場所 | 河口、汽水域、港湾部など内湾中心 |
| 水温 | やや高めを好む(15~25℃) |
| 行動 | 比較的群れを作り、汽水域を回遊 |
| 釣り方 | ミノー、バイブ、ワームなど多彩 |
| 食味 | 淡白で上品、白身魚の代表格 |
| 市場価値 | 養殖物も多く、やや安定した価格帯(活魚もある) |
🌊 ヒラスズキの特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Lateolabrax latus |
| 通称 | ヒラスズキ、ヒラセイゴ(若魚) |
| 体形 | 厚みがあり、体高が高くガッチリした印象 |
| 生息場所 | 外洋に面した磯場やサラシ周辺 |
| 水温 | やや低めを好む(10~20℃) |
| 行動 | 単独行動が多く、警戒心が強い |
| 釣り方 | 主に磯場でのサラシ撃ちルアー釣りが中心 |
| 食味 | しっかりした旨味と脂のり、スズキより高評価 |
| 市場価値 | 天然物中心で高級魚扱いされることも多い |
🔍 見た目の違い(釣り場での判別ポイント)
| 見分け方 | マルスズキ | ヒラスズキ |
|---|---|---|
| 額の形 | ややなだらか | 盛り上がったゴツい印象 |
| 鱗の質感 | やや細かい | やや粗く、銀色が強い |
| 背びれの位置 | 中央寄り | やや後方寄りに見える |
| 体高 | 細長い | がっしり体形で体高がある |
🎣 釣り方の違いと楽しみ方
■ マルスズキの釣り
・港湾部や河口域で狙う「都市型シーバス」が人気
・夜間にルアーで狙いやすく、初心者でも取り組みやすい
・シンキングペンシルやミノーで表層攻めが定番
■ ヒラスズキの釣り
・「磯ヒラ」と呼ばれるジャンルで、難易度が高いが人気
・波の白泡(サラシ)を狙うスリリングな釣り
・サラシ対応の強化ロッド・大型ミノーが必須
・天候・波・風を読むスキルが必要で、上級者向け
🍽 食味の違いと評価
| 項目 | スズキ | ヒラスズキ |
|---|---|---|
| 刺身 | 淡白で癖が少ない | 弾力があり旨味強く、より高評価 |
| 焼き物 | 香ばしくさっぱり | 皮目が旨く、ジューシー |
| 煮付け | あっさり | 脂のりが良くコクがある |
| 総評 | 上品で万人向け | より「魚好き」に好まれる味 |
※どちらも熟成すると旨味が増し、数日寝かせると格別です。
💰 市場価値の比較
| 比較項目 | スズキ | ヒラスズキ |
|---|---|---|
| 漁獲方法 | 養殖も盛ん、流通安定 | 天然物がほとんど |
| 単価傾向 | 比較的リーズナブル | 飲食店で高値で扱われる |
| 活魚流通 | あり(主に養殖) | 基本的に天然流通のみ |
| 総合評価 | 安定供給の白身魚 | 希少性と味で高級魚扱いされることも |
✅ まとめ:スズキとヒラスズキは別種!釣りも味も異なる魅力
| 比較軸 | スズキ(マルスズキ) | ヒラスズキ |
|---|---|---|
| 釣り場 | 河口や港湾 | 外洋の磯場 |
| 難易度 | 初心者向け | 上級者向け |
| 味 | 上品であっさり | 旨味が強く高評価 |
| 価値 | 養殖で安定流通 | 天然物で高価格傾向 |
| 憧れ度 | 入門に最適 | “一生に一尾”の魚と称されることも |
🎯 釣り人へのメッセージ
・ルアー初心者には港湾部のスズキがおすすめ。
・一方で、サラシの中から飛び出すヒラスズキはまさに「釣り人の夢」。
・どちらも魅力あふれるターゲットですが、安全第一で磯場釣行時は十分な装備と知識を持ちましょう。

