ただし、材質や保管環境によって劣化速度が異なる。
特に、ナイロン・フロロカーボン・PE それぞれの特性を理解しておくと、
劣化を抑えることができる。
材質別の経年劣化の特徴
① ナイロンライン(最も劣化しやすい)
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劣化原因
- 紫外線(UV) → 分子構造が崩れ、強度低下
- 水分・湿気 → 吸湿し、しなやかさが失われる
- 温度変化 → 高温・低温で硬化しやすい
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未使用でも劣化する期間の目安
- 1年以内:ほぼ問題なし
- 1~2年:強度低下が始まる
- 3年以上:新品でも劣化の可能性大
- 保管のポイント
- ✅ 直射日光を避ける(UVカットケースが効果的)
- ✅ 湿気を防ぐ(密閉容器+乾燥剤を使用)
- ✅ 冷暗所に保存(高温になる車内はNG)
② フロロカーボンライン(ナイロンよりは劣化しにくい)
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劣化原因
- 紫外線の影響は少ないが、長期保存で硬化
- 湿気による劣化はほぼないが、極端な温度変化に弱い
- 巻き癖がつきやすく、長期保存後に扱いづらくなる
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未使用でも劣化する期間の目安
- 2年以内:問題なし
- 3年以上:硬化や巻き癖の影響が出始める
- 5年以上:強度低下の可能性あり
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保管のポイント
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✅ 直射日光を避ける(紫外線には強いが念のため)
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✅ 湿気・水分には強いが、高温を避ける
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✅ 長期間使わない場合は緩めて巻き癖を防ぐ
③ PEライン(最も劣化しにくいが…)
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劣化原因
- 紫外線の影響は少ないが、コーティングが剥がれる
- 水分は吸わないが、塩分が付着すると劣化促進
- 使わなくても繊維が毛羽立ちやすくなる
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未使用でも劣化する期間の目安
- 3年以内:問題なし
- 5年以上:コーティング劣化の可能性
- 10年以上:繊維の劣化が進み、強度低下のリスク
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保管のポイント
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✅ 直射日光を避ける(紫外線カットケースがベスト)
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✅ 乾燥した場所で保管(湿気はほぼ影響なし)
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✅ 長期間使わない場合は、軽く巻き直してテンションを均等に
結論:未使用でも劣化する!保管環境が重要
🔴 ナイロンは1~2年で劣化が始まるため、定期交換推奨!
🟡 フロロカーボンは3年以上持つが、長期保管で硬化に注意!
🟢 PEは5年以上持つが、コーティング劣化が進むため要確認!
もし長期間保管しているなら、実際に引っ張って強度を確認しよう。
釣行前にラインを交換することで、思わぬトラブルを防げる。

