和歌山南紀の春の潮だまりで見られるグレ(メジナ)幼魚が50センチまで成長するまでの期間と
その確率について、以下の観点から説明します。
1. グレが50センチになるまでの期間
成長速度
- グレ(メジナ)の成長速度は、水温、エサの豊富さ、環境条件に大きく影響されます。
- 一般的には、以下の成長スピードが報告されています:
- 1年目:約10~15cm
- 3年目:約20~30cm
- 5~6年目:約30~40cm
- 50cm超え(最大サイズ):8~10年以上(条件が良い場合)
和歌山南紀のような暖かい海域では、成長が早くなる傾向がありますが、それでも50センチに達するには8~10年は必要とされます。
2. 50センチまで成長する確率
幼魚の生存率
- 孵化したばかりのグレ幼魚(1~2cm)は、多くの捕食者に狙われ、また食糧競争や環境の変化にもさらされます。
- 初期の生存率(1年目まで)は約1%以下とされます。
- 成熟(産卵可能サイズ: 20~25cm)までの生存率は、さらに低下し約0.1%以下(1,000匹に1匹)。
- 50センチ以上まで成長する確率は、1万匹に1匹以下の可能性が高いと推定されます。
高成長個体の希少性
- 50センチ以上になるグレは「スーパーローカル」とも言える特定条件を生き抜いた個体であり、個体数はさらに少ないです。
3. 生存に影響を与える要因
主な捕食者
- 潮だまりの段階: 小型の魚やエビ類に捕食されやすい。
- 海に出てから: タイ類、カサゴ類、青物などの捕食者が増える。
競争と環境条件
- エサの競争: 幼魚の段階では同種や他種の幼魚との競争が激しい。
- 環境変化: 波、潮流、水温の変化が幼魚にとって過酷。
人間の影響
- 漁業圧や環境破壊も幼魚の生存率に影響します。
4. まとめ
- 50センチになるまでの期間: 和歌山南紀の温暖な環境では、約8~10年。
- 50センチに成長する確率: 1万匹に1匹以下(生存率0.01%以下)。
- 背景: 天敵や競争、環境変化などの要因を乗り越える必要があるため。
ポイント: 潮だまりで泳ぐ1~2センチの幼魚たちの多くは自然の厳しい生存競争を生き残れません。
しかし、その中から1匹が50センチに達するまで成長することが、自然の豊かさと生物の驚異的な
進化を示しています。

