2m、3mの波とは?ウネリって、具体的にどういうこと?台風の影響で、5mうねりとあるが、どれくらいヤバい?

「波5m、うねりを伴う」なら、海のレジャーは全面的に中止するレベルです。 海水浴、磯釣り、サーフィン、防波堤、波見物は避け、海岸や河口、海沿いの低い道路にも近づかないでください。

まず、似た数字でも意味が違います。

  • 潮位2m:基準面から海面までの高さ。満潮・干潮の話
  • 波高2m:波の谷から山までの高低差
  • 高潮:台風などで海面全体が持ち上がる現象

満潮や高潮に高波が重なると、波が堤防を越えたり、普段よりずっと陸側まで届いたりします。

波高2m・3m・5mの感覚

天気予報の波高は通常、「高い波から上位3分の1を平均した値=有義波高」です。つまり、全部の波がその高さという意味ではなく、もっと大きな一発が混じります。

予報波高 海の状態・危険感
2m 谷から山まで成人の身長以上。小型船は大きく揺れ、海水浴や磯・防波堤では十分危険
3m 気象庁区分では「波が高い」。海岸では強く砕け、立っていられないほどの水圧になることがある
5m 気象庁区分では**「しける」**。高低差は建物の2階近くに相当し、沿岸レジャーをする状況ではない

統計上、有義波高の約1.5倍の波が100波に1回、約2倍近い波が1000波に1回ほど発生し得ます。したがって予報5mなら、7.5m程度の波や、まれに10m近い一発も想定範囲です。ただし、これは沖合の個々の波高の話で、海岸では地形や砕波によって駆け上がり方がさらに変わります。気象庁「波浪予測の概要」気象庁「波浪表」

「うねり」とは

うねりは、遠くの台風や低気圧が作った波のエネルギーが、何百~何千kmも伝わってきたものです。

近くの風で起きるバシャバシャした風波と違い、

  • 波と波の間隔が長い
  • 丸く、ゆったりして見える
  • 地元が晴れて無風でも来る
  • 浅い海岸に入ると急に高く、激しくなる
  • 同じ波高の短い風波よりエネルギーが大きい

という特徴があります。沖では穏やかに見えても、浜・磯・防波堤付近で急に盛り上がるのが怖いところです。気象庁「波浪の知識」

なお、予報文の**「波5m、うねりを伴う」**は、通常「波高の予報が5mで、その中にうねり成分がある」という意味です。「5mの波とは別に5mのうねりが追加される」という意味ではありません。

結論として、台風による波5m・うねりありは、海を見に行くこと自体を避けるべき危険度です。現地の風が弱い、波が一時的に小さく見える、堤防の内側だから大丈夫、と判断しないでください。気象庁も台風時には突然の大波が珍しくなく、むやみに海岸へ近づかないよう呼びかけています。気象庁「海岸の高潮と高波」

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