石鯛釣りは、なぜ「底物釣り」と呼ばれるのか?

磯釣りをしていると、「今日は底物」「上物師が多いね」といった会話を耳にします。

では、なぜ石鯛やクエを狙う釣りを**「底物釣り」**と呼ぶのでしょうか。

実は、名前の由来はとてもシンプルです。

「底物」とは海底に暮らす魚のこと

「底物」とは、海底付近を生活の場とする魚の総称です。

辞書でも、海底近くに生息する魚を「底物」と定義しています。

磯釣りでは代表的な魚がこちらです。

・イシダイ
・イシガキダイ
・クエ
・アラ

これらは岩礁帯の海底や根周りに身を潜め、海底で生活しています。

そのため、これらを専門に狙う釣りが「底物釣り」と呼ばれるようになりました。

エサも海底の生き物

底物釣りが他の釣りと大きく違うのは、エサにも特徴があります。

代表的なのは、

・ウニ
・サザエ
・ヤドカリ
・カニ類

これらはすべて海底や岩場に生息する生き物です。

イシダイは非常に強い歯を持ち、硬い殻をバリバリと砕いて食べます。

つまり、狙う魚もエサも「海底」が舞台なのです。

仕掛けも「底」に置く

底物釣りでは、仕掛けを海底にしっかり固定して魚を待ちます。

軽い仕掛けで流すことはほとんどなく、重いオモリで海底をキープするのが基本です。

海底から仕掛けが浮いてしまうと、イシダイやクエはなかなか口を使いません。

そのため、「底を釣る技術」が釣果を大きく左右します。

「上物釣り」と対になる言葉

底物釣りに対してよく使われるのが「上物釣り」です。

上物釣りは、

・グレ
・チヌ
・尾長グレ

など、水中の中層から表層を意識している魚を狙います。

ウキを使って潮に乗せながら流す釣りが中心です。

一方、底物釣りは海底を攻めるため、考え方も道具もまったく異なります。

同じ磯釣りでも、「上物」と「底物」は別ジャンルと言われるほど違う世界なのです。

底物釣りは「海底との勝負」

底物釣りは単に底へエサを沈めるだけではありません。

岩礁帯の地形を読み、潮の流れを考え、魚が潜むピンポイントへ仕掛けを送り込みます。

さらに、大型イシダイやクエが掛かれば、一気に根へ突っ込むため、強靭なタックルと瞬時のやり取りが必要になります。

その豪快さと奥深さから、磯釣りの最高峰とも呼ばれる人気ジャンルです。

まとめ

「底物釣り」という名前は、

・海底に暮らす魚を狙う。
・海底にいる生き物をエサに使う。
・仕掛けを海底に置いて釣る。

この3つがそろっていることから名付けられました。

同じ磯釣りでも、上物釣りとはまったく違う魅力があります。

一度その強烈な引きを味わうと、多くの釣り人が底物釣りの虜になる理由が分かるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました