雨が降っていないのに外海だけが濁って内湾が澄んでいる状況はまさに海特有の現象です。
おっしゃる通りで陸地からの雨水や泥水が流れ込んだ濁りではありません。
この時期の南紀の海でよく見られる海そのものが原因の濁りと考えられます。
最も可能性が高いのは春特有の春濁りと呼ばれるプランクトンの大量発生です。
水温が上昇して黒潮の分岐流などが栄養分を運んでくることで外洋寄りの潮が緑や茶色に濁ることがあります。
内湾は潮の入れ替わりが激しくないためまだその濁った潮が入り込まず澄んだ状態を保っているのでしょう。
また遠くの波のうねりが外海の海底の砂を巻き上げる底濁りの可能性もあります。
堺大堤防がしっかりと波をブロックしているおかげで内側は穏やかなままというわけです。
釣り人にとってこの外海の濁りは決して悪いことばかりではありません。
適度な濁りは魚の警戒心を解いてハリスを見切られにくくする絶好のチャンスに変わります。
特にアオリイカなどはこの潮の境目である潮目周辺で活性が上がることが多いです。
釣太郎としてはこの状況を最大限に活かしたアプローチをおすすめしたいところです。
自然が織りなす見事なコントラストを楽しみながら今日の海を満喫してくださいね。

