海面を跳ねると「潮が悪い」と言われるワケも科学的に解説堤防や港でよく見かけるボラ。
群れでゆったり泳いでいるのに、なぜかいつも口をパクパクさせていますよね。
「あれ、ボラって息苦しいの?」
「エサを探してるのかな?」
と思っている釣り人も多いはず。
実はこの「パクパク」は、ボラの生態・呼吸方法・食性が大きく関係した、とても合理的な行動なのです。
さらに、ボラが海面をバシャバシャ跳ねると地元の釣り人から「今日の潮は悪いな…」と
言われるのも、ちゃんと科学的な理由があります。
この記事では、ボラの口パクパクの正体と、海面跳ね=潮が悪いと言われるメカニズムを、
わかりやすく徹底解説します。
釣太郎(和歌山・みなべ・白浜)の現場観察も交えてお届け。
ボラが口をパクパクさせる本当の理由ボラの口パクパクは、
「エサを探している」でも「息苦しい」でもありません。
主な理由は以下の3つです。
1. プランクトンを濾過摂食している(一番の主原因)
ボラは**濾過摂食(ろかしょくしょく)**という特殊な食べ方をします。
口を大きく開けて水を大量に吸い込み、鰓(えら)の櫛(くし)状の構造で植物プランクトンや
有機物を濾し取って食べているのです。
このとき、水を吸い込むために口を大きく開閉する必要があり、それが「パクパク」に見えるのです。
つまり、口パクパク=エサを食べている最中というのが正解。
特に汽水域や港内、河口付近でプランクトンが多い場所では、一日中パクパクしている姿が見られます。
2. 酸素の少ない水中で呼吸を補っているボラは低酸素耐性が非常に高い魚です。
酸素が少ない水域でも生きられるように、水面近くで水を吸い込んで鰓呼吸を効率化しています。
口をパクパクしながら水面近くを泳ぐのは、水面の酸素豊富な水を積極的に取り込んでいる証拠でもあります。
夏場の汽水域や富栄養化した湾内では、この行動が特に目立つようになります。
3. ストレスや水質悪化のサインになる場合もまれに、水質が極端に悪いとき(溶存酸素が極端に低い、汚染物質が多い)
パクパクが異常に激しくなることがあります。
これは「パイプ呼吸」に近い行動で、水面で口を開けて空気を取り込もうとしている状態です。
ただし、通常の汽水域で見るパクパクはほぼ「濾過摂食」なので、心配する必要はほとんどありません。
ボラが海面を跳ねると「潮が悪い」と言われる理由
ボラがバシャバシャと海面を跳ねる姿を見ると、和歌山や関西のベテラン釣り人はよくこう言います。
「今日の潮、悪いな…」これにもちゃんとした生態学的理由があります。
主な原因:低酸素+プランクトン大量発生潮が悪い(=釣果が上がりにくい)日は、
以下のような環境変化が起きやすいです。
・潮の流れが弱い(上げ潮・下げ潮のピークを外れている)
・水温上昇+富栄養化でプランクトンが異常発生
・底層の酸素が不足し、水全体の溶存酸素が低下このときボラは、
・酸素を求めて水面近くに集まる
・プランクトンが水面に浮遊しているので濾過摂食が活発
・水温上昇+富栄養化でプランクトンが異常発生
・底層の酸素が不足し、水全体の溶存酸素が低下このときボラは、
・酸素を求めて水面近くに集まる
・プランクトンが水面に浮遊しているので濾過摂食が活発
→ 結果、水面でバシャバシャ跳ねるようになるつまり、
ボラの海面跳ね=水中の酸素不足+プランクトン過多のサインなのです。
これが「潮が悪い=魚の活性が低い」状態を示しているため、
アジ・サバ・チヌなどの回遊魚や根魚の活性も落ちやすいと言われています。
ボラの行動から見る釣りへの活用法ボラの行動は、実は釣りのヒントになります。
・口パクパクが穏やかで泳ぎがゆったり
→ 潮が安定、水質良好 → 他の魚も活性が高い可能性大・水面でバシャバシャ跳ねまくり
→ 低酸素+プランクトン過多
→ 今日は潮が悪いかも…と判断・ボラが群れで水面近くを回遊
→ プランクトン豊富
→ コマセ釣り(グレ・チヌ)のチャンス釣太郎の地元では、「ボラが跳ねてる日はエサ取り
(小魚)も多いけど、チヌは渋い」というのが定説です。
まとめ
ボラのパクパクは「生きるための合理性」ボラの口パクパクは、ただの癖ではなく、
濾過摂食+低酸素耐性の証でした。
そして海面跳ねは、潮の悪さ・水質変化のバロメーターになるのです。
次にボラを見かけたら、
ぜひ「今、どんな理由でパクパクしてるのかな?」と観察してみてください。
意外と釣りのヒントが隠れているはずです。
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