海釣りと一言で言っても、そのスタイルは千差万別です。
足場の良い堤防でのんびりやる人もいれば、荒磯で波をかぶりながら大物を狙う人もいる。
では、釣り人全体を見渡した時、それぞれの釣り場にどれくらいの人がいるのか。
これを「市場割合(釣り人の人口比率)」として100のパイで分けてみました。
長年、南紀の現場で釣り人を見続けてきた釣太郎の「肌感覚」と「業界の動向」をミックスした、リアルな分析です。
これから釣りを始める人や、業界の動きを知りたい人は必見ですよ。
1. 圧倒的王者【堤防釣り】(約50%)
「釣り人の半数は堤防にいる」
と言っても過言ではありません。
やはり、無料・安全・手軽という3拍子が揃っているのが最強の理由です。
サビキ釣りを楽しむファミリーから、アオリイカ狙いのベテラン、夜釣りの常連さんまで、層の厚さが違います。
釣具業界を支えているのは、間違いなくこの層です。
ただし、最近は立ち入り禁止区域が増えているのが悩みの種ですね。
2. 季節の風物詩【砂浜(サーフ)】(約15%)
広大なサーフからフルキャストする爽快感は、他にはない魅力です。
キス釣りや、最近流行りのヒラメ・マゴチ(フラットフィッシュ)狙いのルアーマンがここに含まれます。
夏場や秋のハイシーズンには、人気の浜は銀座状態になることも。
堤防に次いで、エントリーしやすい釣り場です。
3. 急成長中の実力派【船釣り(オフショア)】(約15%)
ここ数年で一気に割合を伸ばしているのが、遊漁船やプレジャーボートでの釣りです。
「オカッパリ(陸からの釣り)では釣れなくなった」という声に応えるように、沖に出て確実に釣果を求める人が増えました。
タイラバやジギングなど、ルアー船の人気がこの数字を押し上げています。
お金はかかりますが、その分、強烈な釣果というリターンが得られるのが魅力です。
4. 孤高の求道者【地磯】(約10%)
渡船を使わず、自分の足で岩場を歩いてポイントに入るスタイルです。
南紀は特に地磯が多いので、この割合は全国平均より高いかもしれません。
グレやイシダイ、青物を狙う本格派が多いですが、危険と隣り合わせの釣りでもあります。
「苦労して辿り着いた場所で釣る1匹」に価値を見出す、ストイックな層ですね。
5. 伝統のプロステージ【渡船(沖磯・カセ・筏)】(約7%)
沖の磯や、湾内に浮かべたカセ・筏に渡してもらうスタイルです。
かつての釣りブームの頃はもっと割合が高かったですが、釣り人の高齢化とともに少し落ち着いています。
とはいえ、釣りの技術、道具へのこだわり、そして使う金額はトップクラス。
本当の「釣り師」たちが集う場所です。
6. 入門の玄関口【管理釣り場(海釣り公園)】(約3%)
入場料を払って、整備された桟橋などで釣るスタイルです。
トイレや売店が完備されており、レンタルタックルも充実しているため、完全な初心者や小さな子供連れには最適です。
絶対数は少ないですが、ここで釣りの楽しさを知り、堤防へとステップアップしていく重要な「保育器」のような役割を果たしています。
【まとめ】二極化する釣り市場
こうして見ると、「手軽な堤防」 と 「釣果確実な船」 に人が集まっているのがよく分かります。
中間層が減り、「安く遊ぶか」「お金を払ってでも釣るか」の二極化が進んでいるとも言えますね。
釣太郎としては、やはり基本である「堤防」と、南紀ならではの「地磯・渡船」の魅力をしっかり伝えていきたい。
どのスタイルにも、それぞれの良さとドラマがありますから。
皆さんは、この100のうちの、どこに居ますか?
たまには違う釣り場に行ってみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

