雪は寒いから降る? 実は「寒さだけ」が原因ではない

「今日は寒いから雪やな」
多くの人が、そう思っています。

ですが実際には、寒さだけでは雪は降りません
ここを勘違いしている人は、かなり多いです。

雪が降るかどうかを決めているのは、
寒さ+空の状態+水蒸気

つまり、
寒い=雪、ではありません。


そもそも雪は何でできている?

雪の正体は、
雲の中にある水蒸気が氷の結晶になったものです。

重要なのはここです。

・雪は「空」で作られる
・地上が寒いかどうかは二の次

まず、
雲の中が0℃以下であること。
そして、
十分な水蒸気があること

この2つがそろって、初めて雪の準備が整います。


地上が寒くても雪が降らない理由

真冬の朝。
氷が張るほど冷え込んでいる。

それでも雪が降らない日、ありますよね。

理由はシンプルです。

・雲がない
・水蒸気が少ない

空気が乾燥していると、
いくら寒くても雪の材料がありません。

材料がなければ、料理は作れない
雪も同じです。


実は「暖かい日」に雪が降ることもある

これが一番の誤解ポイントです。

地上の気温が
2℃
3℃

それでも雪が降ることは、普通にあります。

なぜか。

・上空が強烈に冷えている
・湿った空気が流れ込んでいる

この条件がそろうと、
地上が多少暖かくても雪になります。

逆に言えば、
寒波+乾燥だけでは雪は降りません。


雪と雨を分ける境目はどこ?

よく言われるのが
「0℃を境に雨か雪か決まる」。

これは半分正解、半分間違いです。

実際は、

・上空の気温
・雪が落ちてくる途中の空気の温度

この2つで決まります。

途中で溶ければ雨。
溶け切らなければ雪。

だから、
山は雪
平地は雨

こんな現象が起きるわけです。


南紀や紀南で雪が少ない理由

南紀や紀南は、
「寒くなりにくい」だけではありません。

・黒潮の影響で空気が湿りにくい
・山はあるが、上空の寒気が弱まりやすい

結果として、

・寒い日でも晴れる
・雨は降るが雪になりにくい

という特徴が出ます。

「寒いのに雪が降らない」のは、
地域特性でもあります。


雪は「寒さ」より「条件」で決まる

まとめます。

・雪は寒いから降るわけではない
・雲と水蒸気がないと絶対に降らない
・地上が暖かくても雪は降る
・上空の寒さが最重要

寒さは、
あくまで条件の一部です。


釣り人・現場仕事の人ほど知っておきたい話

これは釣り人にも直結します。

・寒い=雪ではない
・雪予報=荒天とは限らない
・乾いた寒さは海が落ち着くこともある

天気の「表面」だけ見ていると、
判断を誤ります。

本当に見るべきは、空の中身

これが分かると、
天気予報の見方が一段深くなります。


最後に

「寒いから雪が降る」
この考え方は、もう古いです。

雪は、
寒さ・湿度・空の構造がそろって初めて降る。

知っているだけで、
天気の見え方が変わります。

現場に立つ人ほど、
ぜひ覚えておいてほしい話です。

 

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