苦労して釣ったキロアップのアオリイカ。
その価値は、スーパーで売っているものとは比べ物になりません。
だからこそ、持ち帰り方には徹底的にこだわってほしいんです。
「とりあえずクーラーボックスに氷を入れておけば大丈夫」なんて思っていませんか?
実はそれ、非常にもったいないことをしています。
イカの身は、私たちが思っている以上にデリケート。
真水に触れた瞬間から、浸透圧の関係で細胞が壊れ、水っぽくなってしまうんです。
せっかくの甘みも台無しになってしまいます。
そこで強くおすすめしたいのが、「海水氷(かいすいごおり)」を使った締め方です。
これは単なる氷水ではありません。
海水シャベットのようなこの氷は、マイナス温度でありながら凍らないという、魔法のような液体です。
釣った直後のアオリイカをここに入れると、一瞬で「キュッ」と締まります。
芯まで一気に冷やすスピードが、普通の氷とは段違いなんです。
しかも塩分濃度が海水と同じなので、イカの細胞が真水を吸ってしまうこともありません。
身の透明感、コリコリとした食感、そして濃厚な甘み。
これらを100%守り抜くには、この方法しかないと断言できます。
そして、家に帰ってからの「冷凍」も重要なポイントです。
海水氷でキンキンに冷やして持ち帰ったイカ。
すぐに食べない分は、水分をしっかりと拭き取ってください。
ここが運命の分かれ道です。
キッチンペーパーで丁寧に水気を取ったら、ラップで空気が入らないようにぴっちりと包みます。
さらにフリーザーバッグに入れれば完璧。
この一手間をかけるだけで、解凍した時の味が劇的に変わります。
まるで釣りたてのような食感が、数週間後でも蘇るんです。
「海水氷×急速冷凍」。
この組み合わせこそが、アオリイカのポテンシャルを最大限に引き出す最強の管理術。
釣太郎では、この「海水氷」を常時販売しています。
釣り場に行く前に、ぜひクーラーボックスに忍ばせてください。
釣れた瞬間、「持っててよかった!」と必ず思ってもらえるはずです。
次の釣行では、道具だけでなく「鮮度」にもこだわってみませんか?
最高のアオリイカには、最高の管理を。 そのひと手間で、晩酌のビールが何倍も美味しくなりますよ。

