アオリイカの身って、パツンと張ってて弾力がありますよね。
だから「身が締まっている=水分が少ない」と思い込んでいませんか?
でも、その常識、今日で捨ててください。
実はアオリイカ、体のなんと約75〜80%が水分なんです。
これ、一般的な魚と比べると、なんと10%近くも多い数字。
「えっ、魚の方が水っぽくない?」
そう思うのも無理はありませんが、数字は嘘をつかないのです。
つまり、アオリイカは「旨みの塊」である前に、「水の塊」と言っても過言ではないのです。
せっかく釣ったアオリイカ、刺身にしたらなんだか水っぽい。
味がぼやけて、醤油の味しかしない。
そんな経験があるなら、犯人はこの「多すぎる水分」です。
本来濃厚であるはずのイカの甘みが、自分の持っている水分で薄まってしまっている状態。
なんとも勿体ない話です。
逆に言えば、この余分な水分さえコントロールできれば、味は激変します。
キッチンペーパーや脱水シート(ピチットシートなど)で、ギュッと水分を抜いてやる。
たったそれだけで、眠っていた濃厚な甘みとねっとりとした旨みが、ドカンと目を覚まします。
「アオリイカは水分が多い生き物だ」と知っているか、知らないか。
この知識の差が、釣り人の食卓のレベルを分けます。
次回からは、騙されたと思って「水抜き」を徹底してみてください。
いつものイカが、別次元の料理に変わりますよ。

