アオリイカは世界のどこにいる? そして「日本にどれくらい」「どれくらい産まれて、どれくらい残る」のか。

結論から言うと、アオリイカの“全国の総数”をズバッと断定できる公的統計はありません。


ただし、生態研究(産卵数・卵塊サイズなど)と、漁獲・遊漁の調査を材料にすると、

「どのくらいの規模感か」をAIモデルで推定することはできます。

この記事は、そこをできるだけ正直にまとめます。
(数字は“推定レンジ”で提示します。)


アオリイカは世界のどの地域に存在する?

アオリイカ(Bigfin reef squid / Oval squid)は、基本的に**インド太平洋の沿岸(浅場)**に広く分布します。

代表的な分布イメージはこんな感じです。

  • 日本を含む西太平洋

  • 東南アジア〜オーストラリア北部

  • ハワイ周辺までの太平洋側

  • 紅海・インド洋(東アフリカ沿岸〜マダガスカル周辺)

  • さらに、報告として**地中海側(いわゆる外来移入)**も出ています。

つまり、ざっくり言うと。
**「暖かい海の沿岸の、草場・岩礁・湾内にいるイカ」**です。


AIは「世界にどれくらいいる」と考える?(超ざっくり推定)

ここが一番大事な注意点です。
世界のアオリイカ“総個体数”を直接カウントした研究は現実的に存在しません。
(魚みたいに資源評価が整っていない。)

なのでAI推定は、どうしても 仮定→計算→レンジ になります。

推定の考え方(ざっくり)

アオリイカは沿岸の浅場に多く、寿命も短い。
つまり、世界のどこかの海で「密度 × 生息可能面積 × 世代回転」で桁を作るしかない。

ここでは、分布が非常に広いこと(インド太平洋で最大級に広い部類)を前提にします。

AIの推定レンジ(かなり荒い)

  • 世界の成体(釣れるサイズ)数億〜数十億匹

  • その年に孵化する総数(仔イカ)数十億〜数千億匹

こういう桁感になります。
理由はシンプルで、産卵数が膨大で、でも成魚まで残る割合が極端に低いからです。


そのうち日本にはどれくらい?(推定)

日本は分布の“北の端”寄りも含みますが、沿岸の適地が多く、アオリイカ釣り文化が成立するくらい資源がいます。
(徳島県資料でも、日本本土での産卵期・成長スケールが整理されています。)

ただし、これも全国総数の公表値はありません。

そこでAI推定はこう置きます。

  • 日本周辺の成体数(釣れるサイズ)数千万〜数億匹

  • 日本で1年に孵化する総数数十億〜数百億匹

「盛りすぎに聞こえる」かもですが、次の章の産卵数モデルを見れば、桁としては普通に出ます。


釣り人が釣るのは、日本のアオリイカの何%?

漁師が獲る量は何%?

ここはさらに正直に言います。
“全国での遊漁(釣り人)の総釣獲量”は統計に乗りにくいので、全国%は断定できません。

ただ、遊漁が「無視できない規模」になり得ることは、実調査で出ています。

たとえば静岡県の内浦湾沿岸の調査では、遊漁の釣獲個体数・重量を推定し、年間の釣獲重量が合計3.2トンという推定が出ています。

この手の“湾単位”の数字が各地に積み上がると、全国ではそれなりの量になります。

AIの現実的な結論(全国イメージ)

  • 漁師(商業漁業)70〜95%

  • 釣り人(遊漁)5〜30%

地域差がデカいので、レンジで持つのが一番マトモです。
(「釣り人が多いエリア」「定置や網が強いエリア」で真逆になります。)


全国でどれくらいのメスが産卵する?

ここからは「資源の心臓部」です。

メスの数を出すには、まず “その年の成体数” が必要ですが、それが不明。
なので逆算モデルにします。

産卵の“1メスあたり”の材料(研究ベース)

アオリイカの卵は、卵嚢(さや)に数個ずつ入って、それがまとまって卵塊になります。
卵塊あたりの総卵数は研究で幅が出ています。

  • 卵嚢あたり卵数:平均5〜6個前後という報告

  • 1卵嚢塊あたり総卵数:137〜1,141個(平均553個)というデータ

  • 飼育・養殖系の報告では、1回の産卵数が1,092〜6,522粒、総産卵数35,725粒という例も出ています。

つまり、言い方を変えると。
メス1杯が一生で残す卵は「数百〜数万」まで普通に振れる。
(環境・体サイズ・産卵回数で変わる。)


全国でふ化するアオリイカの総数は?(推定)

孵化数を出すには。
産卵メス数 × 1メスの総産卵数 × 孵化率

孵化率も海況次第で上下しますが、ここでは荒く **30〜80%**で置きます。
(卵が大きくて“数より質”と言われる一方、淡水混じりや波当たりで落ちることも知られています。)

AIモデル(日本全体の例)

仮にこう置きます。

  • 産卵するメス:100万〜500万杯

  • 1メスの生涯総産卵数:3,000〜30,000粒(研究の幅を吸収したレンジ)

  • 孵化率:30〜80%

すると、

  • 孵化総数(日本)
    9億匹(少なめケース)〜1,200億匹(多めケース)

このくらいの“桁”は普通に出ます。


成魚まで成長するアオリイカの総数は?(推定)

ここが現場の感覚と一致しやすいポイントです。

多くの海の生き物は、
孵化した瞬間がピークで、そこから99%以上が消える
アオリイカも例外じゃない。

なので生残率(孵化→成魚)は、荒く

  • 0.1%(1000匹に1匹)

  • 0.01%(1万匹に1匹)

くらいのレンジで置くのが現実的です。

すると、上の孵化総数から逆算して

  • 成魚まで成長(日本)
    9万匹〜1,200万匹

になります。

「少なすぎる?」って感じるかもだけど、
アオリイカが“数が多いイカ”じゃないのに、毎年ちゃんと回るのは、
・成長が速い
・産卵が分散する
・適地が多い
このあたりで回してるからです。


ここまでの数字を、釣り・漁獲の%に接続する

最後に、いちばん使える形に落とします。

もし日本で「成魚まで成長」が 数百万杯 規模だとすると。
そのうち人間が獲る割合(釣り+漁)は、年によって大きく振れます。

  • 漁業の捕獲圧が強いエリア:漁がほとんど

  • 釣り人の密度が異常に高いエリア:遊漁の比率が跳ねる

内浦湾のように、遊漁の釣獲量を推定した研究がある時点で、
「遊漁はゼロ扱い」はもう無理です。


要約(釣太郎ブログ向けに一言で)

アオリイカは、世界的にはインド太平洋に広くいて、日本もその主要エリア。

ただし全国総数の公式発表はなく、AI推定はレンジになる。

孵化数は“桁違い”に多いが、成魚まで残るのはごく一部。

漁師が獲る割合が基本的に大きいが、遊漁も地域によって無視できない。


締め

アオリイカって、海に山ほどいるように見える。
でも実態は、毎年毎年、ものすごい数が産まれて、ほとんどが消えて、ほんの一握りだけがデカくなる。

だからこそ。
冷凍のしかた、解凍のしかた、持ち帰り方。
ここで価値が決まる。

「釣れた1杯」を、ちゃんと“ごちそう”にして帰ろう。

 

 

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