釣り人には、二つの顔があります。
穏やかな海でコーヒーを啜りたい「癒やしの自分」と、荒磯で波飛沫を浴びたい「戦う自分」です。
「今週末、どこに行こうか?」と迷ったとき、釣果情報だけで選んでいませんか?
実は、磯に行くか堤防に行くかは、今のあなたの「心が何を求めているか」の裏返しなのです。
今回は、永遠のテーマである「磯釣り vs 堤防釣り」を、心理的な側面から深掘りしてみます。
1. 堤防釣り:心の「オフスイッチ」を入れる場所
堤防(波止)の最大の魅力は、その「平穏」にあります。
コンクリートで舗装された足場の良さは、心理的な安心感に直結します。
【堤防を求めている時の心理状態】
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日常の疲れを癒やしたい
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誰かと会話を楽しみたい
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失敗したくない(ボウズでも傷つかない)
足元が安定していると、脳はバランスを取ることにエネルギーを使わなくて済みます。
だからこそ、仲間と笑い話をしたり、ぼんやりと空を眺めたりする余裕が生まれるのです。
コンビニで買ったおにぎりを頬張りながら、ウキを眺める時間。
それは、戦いではなく「ピクニックの延長」にある平和な幸福感です。
心がささくれ立っている時は、無理せず堤防を選びましょう。
そこには、優しい時間が流れています。
2. 磯釣り:野生の「オンスイッチ」を入れる場所
一方で、磯釣りは「非日常への没入」です。
渡船に乗り込み、エンジンの轟音と共に沖へ向かう瞬間、スイッチが入ります。
ゴツゴツとした岩場、足元を洗う波、遮るもののない風。
【磯を求めている時の心理状態】
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自分自身を試したい
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日常を完全に忘れたい
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ヒリヒリするような緊張感が欲しい
磯では、常に危険と隣り合わせです。
足場を確認し、潮を読み、波を警戒する。
この「命がけ」に近い適度な緊張感が、脳を極限まで覚醒させます。
スマホの通知なんて気にならなくなるほどの集中力。
強烈な引き込みがあった瞬間、脳内麻薬がドバドバと溢れ出し、自分が「ヒト」ではなく「捕食者」に戻る感覚。
仕事の悩みなんて、荒磯の波音がかき消してくれます。
今の自分に喝を入れたい、何かを征服したい、そんな時は迷わず磯です。
3. 結局、どっちが正解なのか?
結論、どちらも正解であり、どちらも必要な「メンタルケア」です。
ベテランの釣り師ほど、この二つを上手に使い分けます。
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「今週は激務だったから、堤防でのんびりアジ釣りでもするか」
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「最近たるんでるな、磯でグレと真剣勝負して気合入れ直すか」
このように、自分の心のバッテリー残量に合わせて釣り場を選ぶのが、長く釣りを楽しむコツです。
魚を釣るのが目的ですが、実は「自分の心」を釣っているのかもしれませんね。
まとめ:その日の気分で海を選ぼう
海はいつでも、あなたの心を受け止めてくれます。
穏やかな堤防でリセットするのも良し。
荒々しい磯でリブート(再起動)するのも良し。
一番もったいないのは、「なんとなく」で場所を決めてしまうことです。
今の自分の心が、どんな海を求めているのか。
出発前にちょっとだけ自分に問いかけてみてください。
そして、どちらへ行くにしても、まずは釣太郎へお立ち寄りください。
癒やしの堤防情報も、激熱の磯情報も、両方バッチリ揃えてお待ちしています。
道具だけでなく、ワクワクする気持ちも一緒に補充していってくださいね。

