グレ(メジナ)はなぜ短くなる? 釣り上げ直後と冷却後の「検寸変化」を徹底解説

「釣った時は45cmあった」
「家で測ったら42cmしかない」

グレ釣りをしていると、
サイズ確認の場面で必ず出てくる違和感です。

結論から言うと、
グレは冷却と時間経過で確実に短くなります。

これは計測ミスでも錯覚でもなく、
生物として極めて自然な変化です。


釣り上げ直後のグレは「伸びた状態」

釣り上げ直後のグレは、

・興奮状態
・体温が高い
・筋肉が緩んでいる

この時、
筋肉は最大限に伸びています。

さらに、

・暴れる
・体を反らす
・尾をピンと伸ばす

ことで、
実寸以上に長く見えやすい状態です。


冷却後に起きている3つの検寸変化

① 冷却による筋肉収縮

グレは磯魚の中でも、
筋肉密度が非常に高い魚です。

冷却が入ると、

・筋繊維が一斉に収縮
・体がギュッと締まる

この結果、
全長が短くなる方向に力が働きます。


② 死後硬直による体の丸まり

グレは、
死後硬直が比較的早い魚です。

硬直が始まると、

・関節の可動域が減る
・背中がやや丸くなる
・尾が完全に伸びなくなる

検寸台に置いた時、
真っ直ぐ伸びきらなくなるため、
数センチ短く計測されます。


③ 体内水分の排出による体積減少

冷却と同時に、

・血液
・体液
・余分な水分

が体外へ移動します。

体積が減ることで、
魚体全体が締まり、
長さ方向にも影響が出ます。


実際、どれくらい短くなるのか

目安は以下です。

全長で2〜6%前後
・条件次第で7〜8%

具体例

・45cm → 42〜43cm
・40cm → 37〜38cm

「5cmも短くなった」と感じる場合は、

・釣り場での測定が甘い
・魚が反った状態で測っている
・冷却後は完全に締まっている

これらが重なった体感差であることがほとんどです。


短くなった=鮮度が落ちた、ではない

ここが最大の誤解です。

グレが短くなるのは、

・筋肉が締まり
・身が完成に近づいている

サインです。

実際、
冷却後に締まったグレは、

・刺身で歯切れが良い
・水っぽくならない
・磯臭さが出にくい

味は確実に向上しています。


大型グレほど検寸差が出やすい

40cmを超えるグレほど、

・筋肉量が多い
・死後硬直の影響が大きい

このため、
検寸差が顕著に出やすい傾向があります。

「年無しに近いグレほど短く感じる」
これは偶然ではありません。


正しいグレの検寸ポイント

誤解を減らすためには、

・口を閉じた状態で測る
・尾は無理に引っ張らない
・冷却後の数値を基準にする

これが最も現実的です。

大会や記録を意識する場合も、
冷却後サイズを基準に考えるほうがトラブルが少ないです。


まとめ

グレは、

・釣り上げ直後が一番長い
・冷却と死後硬直で短くなる
・2〜6%の検寸変化は正常

短くなるのは失敗ではなく、
正しく魚を扱えた証拠です。

サイズより大切なのは、
冷却と鮮度管理。

短くなったグレほど、
実は「完成度の高い一枚」です。

グレは、釣り上げ直後が一番長い。冷却と死後硬直で短くなる。2〜6%の検寸変化は正常。短くなるのは失敗ではなく、正しく魚を扱えた証拠です。釣太郎

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