釣った魚を美味しく持ち帰るために欠かせないのが「冷却処理」。
中でも「潮氷(しおごおり)」は、海水と氷を混ぜて作る冷却水で、プロの漁師や市場でも定番の方法です。
この記事では、潮氷の科学的な効果と、特に適した魚種を釣り人目線でわかりやすく解説します。
🧊 潮氷とは?海水+氷で作る冷却水
潮氷は、海水に氷を加えて作る0〜−2℃の冷却水。 魚を直接沈めることで、全体を均一かつ穏やかに冷却できます。
✅ 潮氷の科学的メリット
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 急速冷却 | 表面温度を素早く下げ、菌の繁殖を抑制 |
| 浸透圧ダメージ軽減 | 海水と魚体の塩分濃度が近く、身割れ・白濁を防ぐ |
| ウロコ・皮の保護 | 真水よりも皮めくれやウロコ剥がれが起きにくい |
| ドリップ抑制 | 体液の流出を防ぎ、旨味を保持 |
| 雑菌抑制 | 塩分により微生物の活動が抑えられる傾向あり |
🐟 潮氷が特に有効な魚種一覧
潮氷はすべての魚に万能ではありません。 以下は、潮氷が特に効果を発揮する魚種です。
■ 青物系(体温が高く、足が早い)
| 魚種 | 潮氷の効果 |
|---|---|
| サバ・アジ・イワシ | 急冷で脂焼け・変色防止、白濁抑制 |
| サワラ・ブリ類 | 芯冷えでドリップ減少、皮目保護 |
■ 白身・底物系(皮が繊細・粘液多め)
| 魚種 | 潮氷の効果 |
|---|---|
| ヒラメ・マゴチ | 粘液変質防止、身締まり向上 |
| マダイ・イサキ | 見た目維持、皮目の張り保持 |
■ 小型回遊魚・サビキ対象
| 魚種 | 潮氷の効果 |
|---|---|
| ウルメ・コノシロ・サッパ | 群釣り時の温度上昇を素早く抑制 |
■ 軟体系(イカ・タコ)
| 魚種 | 潮氷の効果 |
|---|---|
| アオリイカ | 表皮の白化防止、皮目保護 |
⚠️ 潮氷の注意点と使い方のコツ
| 注意点 | 対策 |
|---|---|
| 冷却力は時間とともに低下 | 3〜5時間で氷追加が必要 |
| 真水氷だと塩分が薄まる | 海水氷を使うと安定 |
| 魚を重ねると冷却ムラ | 並べて沈めるのが理想 |
| 刺身用は慎重に扱う | 潮氷+海水氷の併用が効果的 |
🎣 釣り人への結論:潮氷は「鮮度保持の即戦力」
潮氷は、釣った魚を短時間で均一に冷却し、鮮度を守る最強の手段。
特に夏場や大量釣果時には、クーラー内の温度管理に絶大な効果を発揮します。
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